【感想・ネタバレ】王女ベリータ~カスティーリアの薔薇~(下)のレビュー

あらすじ

絶体絶命。異母兄王の妃に拉致されポルトガルに送られそうになったベリータ。間一髪でアロンソに救い出され、コルドバに身を寄せる。起死回生のアイデアは、しかしベリータにとっては、恋をあきらめることでもあった……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

上下巻まとめての感想でございます
発売から1ヶ月以上経っていますので、ネタバレも気にせず書いておりますので、未読の方はご注意をば

ロクサリーヌ以来の、久々の新刊! 新作っ!!
お待ちしておりました!

今回の舞台は今で言うスペインの辺りですね
榛名しおりさんの作品らしく、かなり史実の人物が出てきております。ベリータとフェルディナンドは後世に名を残す王になりました
作中での二人の初会話は酷いものではありますがw
周りというか、アロンソが主に心労的な意味での被害が酷そうですがwww

実の兄弟姉妹に幽閉されてからの、女王という流れは、榛名さんの過去の作品王女リーズと境遇も似ているかな、と

出てくるキャラクターの一人ひとりに魅力があり、とてもすんなりと読めます、と言いたいところなのですが
この時代の王侯貴族の特徴なのでしょうか? 同名のキャラが出てくるので、どうしてもそこだけが引っかかってしまいます
王妃ファナとその娘のファナ。ファナ王女の方は作中ではそこそこ重用ではありつつも、出番としては名前が出てくる程度ではありますが
名前は史実通りですので、仕方のないところではありますが、最初は少し戸惑いますね

上巻もとても楽しく読むことが出来ましたが、下巻をあっという間に読むことが出来ます
ページをめくるたび、次はどうなるんだろうと気になってしまう作品です

作中ではベリータの精神的な支えとなるアロンソは、史実では弟のゴンサロの方が有名だそうですね
作中のアロンソはとてもモテモテw
ベリータよりも周りの人間を惹きつけておりましたねw
ベリータとアロンソ、フェルディナンドの3人の関係を考えると少し切なくもなりますが、そこが面白いです

ラモンも可愛かったですねー

歴史物は本来読まないのですが、榛名しおりさんの作品だけば楽しく読めます
華やかなイラストと違い、ストーリーは結構重いというか、真面目といいますか…。史実があってのストーリーですので、そのあたりもしっかりと描かれているのだと思います。詳しくはないので…(;´Д`)

また春には新刊が出るそうなので、とても楽しみですね
色々と体調不良が重なっていたそうですが、無理のない程度で、また新しい物語を紡いでいただきたいです

あと、電書版でもいいので、是非過去の作品の復刊をっ!(切実

支離滅裂な文章、お粗末さまでした

0
2013年12月20日

「女性向けライトノベル」ランキング