あらすじ
円卓の騎士団の武勇伝。王妃と騎士の恋物語。異界との交流・・。恋と冒険、現実と神秘の織りなす華麗な伝説に秘められた遠い過去の記憶と未知の世界の魅惑に誘われて、著者はイギリスに向かう。史実と幻想の狭間に生まれ、さまざまな“霧”に包まれた英雄の実像を求めてイングランド、ウェイルズを巡り、物語に謳われた風景に接し人々と語る旅のなかから、今もイギリス人の心に生きつづけるアーサー王の世界が鮮やかに浮かび上がる。
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Posted by ブクログ
イギリスのアーサー王伝説の土地に旅行に行きたい人には必読の書。
なんたって、アーサリアンの聖地(笑)ティンタジェルもグラストンベリーも、「地球の歩き方イギリス」にすら載ってないのだ。ネットが普及する前は、マジでこの本が唯一の手がかりでした。雰囲気を伝える紀行文はすぐにでも旅行に行きたくなる。交通データは少し古いが、その辺はネットで最新情報をチェックしましょう。
旅行時に著者が熟年世代なためか、歩きの距離などすごく大変そうに書かれていた部分が、わたしにはたいしたことなかったり、といったギャップも少しある。もっとも逆にかかれてたら余計に大変だったろうから、かえってよかった。