あらすじ
若者支援の最前線の現場で現代の若者たちの“つまずき"から“立ち直り"までを追った6つのストーリー。
<「はじめに」より>
そのときでさえ、僕は大学を卒業したら働くものだと思っていたし、まさか“働けない"なんてことは夢にも思いませんでした。社会の状況をまったく知らなかったといえばその通りなのですが、少なくとも僕の周りには大学を卒業しても、働くことにつまずく可能性が誰にでもあることを語る人はいませんでした。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
何個かの事例が示されていて、とても読みやすかった。私は親の敷いてくれたレールの上を歩き、今大学生になっている。きっとこのまま、順調に就職し、順風満帆な生活を送っていくんだろうなと思っていた。しかし、誰だってニートになるということを知った。何が原因かなんてわからないし、原因なんてないのかもしれない。ここまで運良く生きていただけなのかもしれない。打たれ強い人間になるには、色々な経験をして乗り越えていかなければならないのだと思った。