あらすじ
他の植物とは一味もふた味も違うサボテン.その独特なフォルムに魅了され,人類は古くから観葉植物として親しんできた.しかし,私たちはどれくらいサボテンのことを知っているのだろうか.なぜトゲがあるのか.なぜ砂漠でも生き延びられるのか.結局草なのか木なのか.尽きない疑問に46のQ&Aで答える.
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Posted by ブクログ
ずんぐりむっくりのトゲトゲ野郎、と思ってたサボテンです。それがこの本では、めっちゃ持ち上げられてます!
食糧危機、温暖化、土壌侵食、なんでもいけます!
まさに地球の救世主!
トゲトゲ野郎が世界を救うから「痛快!」なのかな?
どっちかというと、「快痛!」(痛!・きもちいい~)なんですけど。
そんなサボテンを、著者の堀部貴紀先生(ほりべ・たかのり)は、目に入れても痛くない感じです。
堀部先生によると、「サボテンはサボテンであって木でも草でもない」! サボテンの自主独立宣言と受け取れるような内容でした。
本書では、サボテン情報を6つに分け、全部で46のQ&Aで説明。それを9つのコラムで補強されています。
6つの情報とは、トゲ、形、生育環境と生理、他の動植物との関係、育て方のコツ、活用方法、です。
サボテンは存在感あるんで、はるか昔から存在したっぽいですが、植物界では新参者みたい。
もともとは木だったのが、乾燥化とかでサボテンに進化したみたいです。
化石はほぼないので、DNA、アミノ酸配列からの推測です。
サボテンもいろんなのに進化してます。変わったのだと、トゲから蜜だします。何でもありか! 舌でなめたら「快甘痛!」ですね。
みんなが知りたい?育て方も書いてあります。
きれいに花を咲かせるには、その子の生育型に合わせて、きめ細やかな、まめまめしいお世話が大切です。
そこで思いだすのは、チューリプさんの『サボテンの花』。この歌、「なんでサボテンなの?」と、AIさんに聞きました。そしたら「枯れにくくて強い」をあらわしてるとか。たしかに、チューリップよりは強けど。
歌詞を読むと「君が育てたサボテン」とあります。これは、彼女さんは「サボテンみたいな人」の意味? つまり、「愛情カラカラの乾燥にも強い」とな?
とんでもない誤解です。この本読んで、認識を改めろと言いたいです。
食糧危機に役立つサボテンですが、味はすっぱめ、ねばねば、みたいです。堀部先生たちは、サボテンレシピの開発もされているみたい。
それなら、もうちょっと、おいしさをアピールされたらよかったのに。
それでも、本書はサボテンのすばらしさを、これでもかと語り尽くした、まさに「サボテン教室」にふさわしい一冊でしたよ。