【感想・ネタバレ】リー・クアンユー、世界を語る 完全版のレビュー

あらすじ

世界各国の指導者たちから今なお尊敬を集める
シンガポール建国の父が冷徹に読み解く、世界の未来。

【ご注意】
本電子書籍『リー・クアンユー、世界を語る 完全版』は、
『リー・クアンユー、世界を語る』(2013年10月15日初版発行)の内容をすべて収録したものです。
本電子書籍のご購入にあたっては、
末尾にある「【本電子書籍につきまして】」に
必ずお目通しいただけますようお願い申し上げます。


バラク・オバマ(第44代アメリカ大統領)、ジャック・シラク(フランス大統領、1995~2007)、習近平(国家主席)、
そしてルパート・マードック(ニューズ・コーポレーション会長兼CEO)やサミュエル・パルミサーノ(IBM会長)、
ロバート・ゼーリック(世界銀行総裁、2007~2012)といった政財界のトップに絶大な影響を与え続けているリー・クアンユー。

国際的な難題に直面する現代において、
リーの洞察力や独創性、そして戦略的思考がますます注目されています。

本書は、世界情勢(国家間の対立や経済動向、グローバル化と民主主義など)の現在と
未来の展望について、長時間にわたるリーへのインタビューによってまとめられたものです。

たとえば「中国の野望とは?」、「米中は激突するのか?」といった
いま最もホットなテーマについて。
さらに具体的には、

「アメリカを抜き、ナンバーワンになるための中国の戦略とは?」
「習近平という政治家をどう評価するべきか?」
「アメリカはやがて衰退していくのか?」
「インドはアジアで中国に対抗できる大国になれるのか?」
「イスラム原理主義は世界の安全をいつまで脅かすのか?」
「民主主義がはらむ危険性とは何か?」

など、誰もが注目する項目について、
半世紀以上のキャリアを持ち、現在も絶大な影響力を誇る
リーの戦略的思考があますところなく語られています。

*目次
まえがき
序文(ヘンリー・A・キッシンジャー)
リー・クアンユーを師と仰ぐ世界の指導者たち
第1章 中国の未来
第2章 アメリカの未来
第3章 米中関係の未来
第4章 インドの未来
第5章 イスラム原理主義の未来
第6章 国家の経済成長の未来
第7章 地政学とグローバル化の未来
第8章 民主主義の未来
第9章 リー・クアンユーの考え方
第10章 むすび

【本電子書籍につきまして】
本電子書籍は『リー・クアンユー、世界を語る』(2013年10月15日初版発行)にもとづいて制作しました。

『リー・クアンユー、世界を語る』電子書籍は、
本書を3つのテーマ毎に章単位で分割・収録した分冊版と
本書の内容をすべて収録した完全版がございます。
各電子書籍の内容は下記の通りです。

※完全版
『リー・クアンユー、世界を語る 完全版』
→上記目次の内容をすべて収録しています。

※分冊版
『リー・クアンユー、世界を語る1 中国の野心と戦略とは?』
→上記目次の「まえがき」から第1章までを収録しています。

『リー・クアンユー、世界を語る2 米中関係、インド、イスラム原理主義の未来とは?』
→上記目次の第2章から第5章までを収録しています。

『リー・クアンユー、世界を語る3 経済成長、民主主義、戦略的思考とは?』
→上記目次の第6章から第10章までを収録しています。

なお、『リー・クアンユー、世界を語る1 中国の野心と戦略とは?』は、
紙書籍発売に先行し配信いたします。
以降の分冊版と完全版は紙書籍と同時発売予定です。
また、各分冊版の合計販売金額と完全版の販売金額は同一です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・良書
・巻末に本のまとめがある
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【メモ】
・想定外の気候→災害
・高台の土地⇔地球温暖化による水没
・食料(農業)系のリスク⇔それ故のビジネスチャンス
 ⇔世界の人口増加

・地球温暖化と気候変動
・ヒトゲノムのマップは解明された→飛躍的な医療の進歩→寿命伸びる
・技術保有者、高学歴者は先進国の先端分野のハイレベルな仕事に、その逆は貧しい国から身動きできなくなる。益々格差が広がる
(追い上げる途上国からよりたくさんの優秀な労働力が供給される)

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2014年04月26日

Posted by ブクログ

とくに国の発展というビックテーマについての洞察が深い。リーダーのあり方、資質について考えさせられる。良書。

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2014年01月03日

Posted by ブクログ

海外の学会に参加する際の往復の飛行機の中で読破.

これからの世界において,中国が中心となっていくのは避けられない. 日本が徐々に存在感が薄くなってしまっていく中で, どうやって存在感を発揮していく事ができるのか?

冷静に現状を判断した上で自分達の国にあっているもの,そして制度を取り入れながらこれからの世の中を乗り越えていく必要がある.

最後のまとめがあるのが非常によかった.

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2013年11月11日

Posted by ブクログ

第二のシンガポールは...?

シンガポールが、ここまで発展した理由を知りたくて読みました。出版から時間は経っていますが、物事の本質を見抜いていて、全く古さを感じませんでした。
中国やインドについて、言語や法の問題が根深いこと、ロシアについても、別の問題が潜んでいることを知りました。
日本については、これからの行政改革と我々個人の努力次第で可能性が開けると思いました。

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2020年11月11日

Posted by ブクログ

シンガポールに住むからには、リークワンユーについて少しでも理解しておきたいと思い、手に取った1冊。
2013年の作品ですが、10年、20年後の米国、中国、東南アジア、ロシア、イスラム、日本についての予見が、見事にあたっていることに感銘を受けた。勉強して身に着けた歴史観だけでなく、自ら考え実践してきたことをさらに内省することがこういう洞察力に繋がっているのだと思う。

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2019年12月10日

Posted by ブクログ

集団的自衛権賛成の人も反対の人もとりあえずこの本読んどけや、って思いました
終盤の訳ひどいんだけど何なんだろう。訳者酔っ払ってたのか?

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2014年07月03日

Posted by ブクログ

切れ味鋭い。なるほどと思わせる発言が多く、ほぼ10年前の本だが今の世の中のトレンドを大きく外していないと感じる。
歴史から学ぶこと、目的意識を持つこと、自分の役割を明確にすること、などスタンスとして学びが多い。

翻訳なのか原文なのか本人がそういう語り口なのか不明だが、時折文の繋がりがおかしかったり、トピックの急転換があって、正しく理解出来ないと感じる部分があったのが残念。

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2022年05月10日

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