あらすじ
青年が本屋で立ち読みをしていると、トレンチコートの男が声をかけてきた。「知っているか? その本に挟まれた二つ折りの紙の名を――」。これを皮切りに、男の薀蓄が怒涛のように炸裂。書店員の習性や業界用語、誰もが知る大型書店チェーンや本の街・神保町についてまで、蘊蓄紳士「雲竹雄三」が語り倒す、うんちくコミック第2弾!
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Posted by ブクログ
漫画・うんちくシリーズとして全13作ある中の2作目。
謎の男「雲竹雄三」が、本や書店にまつわるうんちくを誰彼構わず捕まえて喋る。基本的には雑学の紹介本ではあるが、登場人物のやりとりも決してワンパターンにならず、ギャグ要素もあって、漫画としても楽しめる。
Posted by ブクログ
毎日変わる平台、意外な本に出会える棚、静かなたたずまい。都心の大きな書店も、町の小さな書店も、本屋さんは魅力的な場所だ。この環境を維持するために書店の人々は努力を惜しまないし、それゆえ書店には、語りたくなる奥深い話が山とある。どこからともなく現れては薀蓄を語り倒す男、雲竹雄三の「うんちくシリーズ」第2弾は、本屋さんが舞台。役に立つかどうかはともかく、書店がもっと楽しくなることは確実だ!(袖)
書店に関してだけでなく、本にまつわるアレコレも書かれていて思っていたよりも楽しめました。
後に残るかといわれると難しいところですが…。
さておき、登場人物はこの手の本によくある無敵感がなく好印象でした。シリーズもののようなので、一冊目も探します。
Posted by ブクログ
「うんちくシリーズ」第2弾。雲竹雄三が本屋をテーマに薀蓄を語る。
私は近い業界にいるが書店のことはほとんど知らないので、書店員あるあるが非常に面白かったし、在庫管理や流通の仕組みが参考になった。
1ページの中で複数の薀蓄が、怒涛の勢いで語られる。セリフの割合が多いが、読むのに窮屈感はない程度。
これだけセリフが多いなら、マンガでなく書籍の形でよいのでは?という意見もありそうだが、個人的には雲竹雄三のキャラクターが好きだ。相手が子供でも容赦しない大人気無さや、奥さんには薀蓄も通用せず頭が上がらないところなど。
おそらく書籍だったらわざわざ手に取らないので、マンガで気軽に読めてよかった。