あらすじ
「世の中や人生を、数字を通して考えてみると面白いかも」と思った"万"起男さん。本業の医学から、宇宙・統計までの「数字」の意味を考察する。遺伝子情報は3%しか活用されない意味、1日10万個の脳細胞が減っても大丈夫なわけ、日本の国番号81の意味、世論調査の数字のウラなど軽妙洒脱に切りまくる。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
読書録「渡る世間は「数字」だらけ」4
著者 向井万起男
出版 講談社
P253より引用
“人生で一番大事なのは、調子のイイ時ではありません。調子の
悪い時をできるだけ少なくし、調子の悪い時にもドン底まで墜ち
ないようにすることです”
宇宙飛行士の旦那として有名になった著者による、数字にまつ
わる話を綴ったエッセイ集。
愛人と本妻についてから大リーグについてまで、示唆に富んだ
面白い文章で書かれています。
上記の引用は、最後の4割打者について書かれた話での一文。
負けるにしてもより良く負ける、ゲーム理論というやつでしょう
か。だれでもドン底まで墜ちようとして墜ちて行くわけではない
でしょうが、たまに必死に底を目指して泳いでいるような人もい
るように思います。
著者の野球好きがよく分かる一冊です。
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