【感想・ネタバレ】愛星団徒1のレビュー

あらすじ

地球に隕石が落下し、9つに割れて日本列島に散った。そして18年後…。プロ野球南武ジャガースのスカウト・戸張は、凄まじい速球を投げる男を発見した。名は、鷹王旭。軽く投げても150キロ台で、本気を出すと200キロを超える。謎の雲水が『投の星』と呼んだ。しかしその球を受ける捕手が居なかった。戸張は相撲取りで女好きの砲岩に目を付け、鷹王の球を受けられる捕手にしようと動く。砲岩は『捕の星』と雲水に呼ばれた。一方南武オーナーの娘・真理亜は、有望な選手を自分のペットにすることが趣味の高慢な女。早速それまで可愛がっていた長縞を棄て、鷹王を誘惑し始めた。だが鷹王は、暴漢から助けた瞳が忘れられない…。

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主人公はイマイチも美人令嬢が○

まず一つ言えるのは「通常の野球漫画ではない」ということです。
それもそのはず、主人公鷹王が投げる速球のスピードたるや、なんと時速200キロ!

で、その片鱗が河川敷での何気ない投石で垣間見え、それを偶然目撃した南武ジャガーズのスカウト戸張が執拗に鷹王を勧誘する・・・というところ迄はありがちな設定なのですが、そこからが???な感じ。

例えば、鷹王自身が「興味ない」と拒否していたのに、いつの間にか翻意して入団していたりとか。
で、それがなぜなのかというのが作中で語られていないんですね。
読み手としては「あれ?」となってしまいます。

そのあとで鷹王自身の口からブラジル帰りであることが語られるのですが、この理由も全く触れられず。
読み進めていくうちに明らかになるのかと思いきや、ついぞそれはなし。

ようするに、主人公のバックボーンや性格などが、読み手からするとはっきりと見えてこないままストーリーが進んでしまってるんです。
いわゆる『キャラが立っていない』という言葉で表現できるかと・・・
この『キャラが立っていない』という言葉が残念ながら作中の他の主要キャラにも結構当てはまってしまっているのがこの作品の残念な点です。
(余談ですが、上記の弱点はこの作品のみならず、この作者の他の作品にもしばしば見受けられます)

そんな中で、バリバリキャラが立っているのが鷹王と性交することに執念を燃やす南武ジャガーズ球団令嬢・真理亜。
正攻法で鷹王に拒否られたかと思いきや、なんと鷹王を昏睡レイプしようとする!
(某先輩の所業を十何年前に先取りしておりますw)

まぁ、単なる淫乱といえばその通りですが(笑)、正直エロイ!
Mっ気のある方にはオススメです!
絵柄自体の古さは否めないものの、80年代っぽいエロ描写がまたよかったりするんですよね。
ただ、この真理亜も例外ではなく、バックボーンなどをもう少し丁寧に描いてくれたらな・・・という部分はあります。

尚、真理亜のエロさは2巻当たりがピークで、以後の巻では正直引いてしまうかも・・・(いや、やることはやっているんですが)せっかくの美人さんなのに、もったいない。

1
2016年06月06日

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