あらすじ
「自分でやったほうが早い病」をこじらせた、令和の孤独なリーダーたちへ!日本の管理職の約9割は、現場仕事と部下育成の板挟みに悩む「プレイングマネジャー」です。しかしそれでも現場を手放すことができず、部下が育っていかないのは、あなた個人の能力不足ではなく、誰も「マネジャーのなり方」を教えてくれないから―。本書は、ドクターシーラボ元社長であり、コンサルタントとして1,000社以上を指導する著者が、「自分がいなくても回るチーム」のつくり方を伝授。◆「背中を見て学べ」は、Z世代に通用しない◆「俺の通りにやれ」は、自分の「劣化コピー」を量産するだけ◆「使える部下がいない」は、ただの言い訳◆部下の仕事は「6割で上出来」。残り4割は「投資」 ほかこれは、「プレイヤー2:マネジャー8」の黄金比を完全実現し、泥沼の日常から抜け出すための「脱出マニュアル」です!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
プレイングマネージャーとして働く中で、自分が大切にしてきた考え方を再確認すると同時に、「まだ出来ていないな」とハッとさせられることも多かった一冊。
特に印象に残ったのは、
#(1):プレイングマネージャーの第一の仕事は「マネジメント」であるということ。
もちろん自分自身がプレイヤーとして成果を出すことも必要だけれど、部下を指導し、成果を出せるように育てることが最優先。忙しくなるほど自分でやった方が早い場面も増えるので、改めて意識しておきたいと思った。
また面白かったのが、
#(2):「ハエが止まったお皿」のエピソード。
自分が見ていない部下の行動を「あれは大丈夫だろうか」「ちゃんとやっているだろうか」と疑い始めることは、一見きれいなお皿に「もしかしたらハエが止まっていたかもしれない」と心配するようなもの。
見えていないことまで想像して、勝手に問題をつくらない。
これはマネジメントだけでなく、人との関わり全般で大切にしたい考え方だと思った。
そして、
#(3):「管理能力とは、冷蔵庫にあるものだけでおいしい料理をつくるようなもの」
という例えも印象的だった。
「もっと優秀な人がいれば」と考えるのではなく、今いるメンバーそれぞれの強みや特徴を見ながら、チームとして成果を出す。それこそがマネージャーの仕事なのだと思う。
その意味では、
#(4):「部下は6割できていれば上出来」という考え方も、自分への戒めになった。
自分と同じ基準や完成度を求めすぎない。任せた以上、ある程度の不完全さを受け入れることも必要なのだと思う。
一方で、
#(5):やる気も能力も著しく低い人の問題は、そもそも採用の時点にまで遡る場合があり、現場のプレイングマネージャーだけでは手に負えない領域もある、という指摘にも納得した。
人を育てる責任はある。でも、すべてを自分の責任として背負う必要はない。
マネージャーとして大切にしていることと、まだ出来ていないこと。その両方を振り返るきっかけになった一冊だった。