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Posted by ブクログ
~~ 激しくネタバレします(犯人以外) ~~
タイトルにたがわぬ惨殺が、圧倒的な質と量で行われる完結巻です!!
〇〇の〇が飛ぶ!〇〇の〇が真っ二つ!〇〇が溢れる!〇〇〇をチョン切られる!その死に顔の表情、描き込みっぷりや奇特な死に様は、もはや笑いと隣り合わせのギリギリのライン……そんな中で、たった一人あの人の死に方は切なく美しかったです。(最後に亡くなるあの方)
物語的には、あまり描かれることの少ない田舎の気持ち悪さが滲み出ていて、グッときますね。実写でドラマか映画化してくれたら面白そうですが、予算面&キャスティングが難航しそうです……(とくに丹沢先生とか、やってくれる人いるのか)
祭りに関して、薬に関して、三沢先生は否定しているわけではないんですよね。村人達の思惑も、黒か白かというわけではなく、ある一箇所は一致するけど他では対立、目的は似てるけど手段が違う等、様々な考え方が入り乱れているのも武富作品らしくて深いです。
洞窟で祥子を背負って「こんな非常時にもかかわらず」身体が反応してしまう三沢先生。三沢先生と祥子の前世での繋がりをこういう形で示すセンスもたまりません。(しかも大ゴマ!)
1巻にチラッと登場した〇〇〇がカッコよく降臨!……もしみんなが知ってるあの先生と同一人物だとしたら、涼しい顔の裏では心の汗をかきまくっていることでしょうね。
漫画ファンなら、押さえておく必要のある作品です!