【感想・ネタバレ】トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件のレビュー

あらすじ

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<言語学習の鬼才>、無双する。「その学説、論破させていただきます」
人文系最難関学問の一つ、比較言語学。「終わりゆく学問」の荒涼を、
丹念な解説[ガイド]と柔軟な発想[アイディア]で紹介。

・『古事記』を別の言語で読み解くと本当の意味がわかる?
・日本語のルーツは●●語だ?
・すべての言語の源流にある言語は○○だ?

などなど、「トンデモ言語学説」及びさまざまな「トンデモ学説」
の根底に流れる問題を一刀両断。
「こうだったらよいのにな」という妄想・妄言を
ひとつずつ丁寧に潰していく真の啓蒙書。

[目次]
・出陣前に
・第1章:語源で読み解く古代文献
――えっ、古事記は日本語じゃなかったんですか!?
・第2章:最強の語源
――ワタシの説明力は53万
・第3章:日本語の起源を解き明かしてみせる!
――使命感に駆られ過ぎた人たち
・第4章:民族と語族
――元は同じ言語を話していたのだから、俺たちは兄弟だ!
・第5章:絶対すべての言語を分類するマン
――果たして俺達は分類がしたかったのか?
・第6章:技術の勝利だ!
――最新の研究結果が示す日本語の起源
・第7章:終わり良ければすべて良し
――検証に世紀の大発見を必要とする「仮説」の山
・第8章:比較言語学の野望
――まだ見ぬ世界祖語を求めて、俺達の冒険は続く!
・第9章:審判の不在
――「答えは神のみぞ知る」で勝負ができるのか?
・第10章:戦いの果てに
――比較言語学の世界を焼き尽くす激論の後に残ったものとは

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Posted by ブクログ

トンデモ学説はなぜトンデモなのか、比較言語学の視点から一刀両断する。様々な学説に見られる間違った前提や論の展開を丁寧に切り、説得力ある擬態を見抜く視点が身につく。専門性の高い箇所もあるが最後に分かりやすくまとめている。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

非常に刺激的な一冊だった。題材の一つは、日本語の起源をめぐる、もっともらしくも怪しげな「トンデモ学説」である。本書は、それらがなぜ学問的に成り立たないのかを、比較言語学の方法に基づいて一つひとつ鮮やかに切り崩していく。最初に比較言語学の研究方法の概説があり、読み進めるうちに比較言語学の考え方や手続きを具体的に学べる入門書になっている。

興味深いのは、トンデモ学説を方法論的に批判するだけでなく、なぜそのような説が魅力的に見え、人々の間に広まっていくのかにまで踏み込んでいる点だ。分かりやすく壮大な物語は、「分からない」という地味な結論よりも人を引きつける。しかし、言語の系統関係を論じるには、やはり確かな証拠が欠かせない。

言語は時代とともに失われ、変化し、他の言語から要素を取り入れていく。その過程で生じる空白や例外を、都合のよい想像で埋めてはいけない。まして、似ているという印象や多数の賛同だけで結論を押し通すこともできない。証拠が足りなければ「分からない」と認める。それは逃げではなく、研究者に求められる誠実な態度なのだとあらためて感じた。そして、答えがあったとしても、辿り着けないということもありうるのだ。これも認めなければいけない。

言語は誰にとっても身近であるだけに、思い込みや独断で判断しやすい。本書には、言語について考え、調べ、語る際に私たちが知っておくべきことが詰まっている。トンデモ学説を笑って終わるのではなく、自分自身の考え方を点検させられる本でもあった。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

勢いがある文章で面白いし好感が持てる
書いてある内容は結構難しい
#09に良いことがたくさん書いている
読み直そう

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2026年06月07日

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