あらすじ
生後八カ月だった息子と夫を残し、ナツキが家を飛び出してから3年が過ぎた。彼女がアパートに戻ろうと思い立ったのは、夫に離婚届を渡すためである。部屋のチャイムを押すと、返ってきたのは意外にも女性の声だった――(「アイ・ラヴ・ユー,OK」)。あのころの懐かしいメロディが流れると心に浮かぶ、甘く切ない想い出……。ラヴソングにのせて贈る8編の物語。
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Posted by ブクログ
祖母の本棚より
8編の短編すべてが、実在する歌詞にのせた物語。
音楽に疎い私が知っている曲は一つもなかったけど、どれも画素数の粗い写真みたいな切なさを感じる話だった。
言葉にはできないけど、携帯やスマホなどの機器が当たり前の平成・令和にはない雰囲気や人物像が、鮮明に広がるよう。
「何が」と聞かれると答えられないけど、読んでいる間ずっと、雨の日に喫茶店で遠距離中の彼を待ち続けるみたいな、湿度の高い切なさがこびりついてる。
Posted by ブクログ
短編集の8編すべてのタイトルが、
40代にとって懐かしい曲のタイトルばかりである。
読みながら、メロディーが頭の中をリフレイン。
胸がキュンとするラブソング、そして文章。
Posted by ブクログ
タイトルがわからない若者にはわかんないだろうなぁ。他に「悲しい色やね」とか「星屑のステージ」とか、あの時代の流行歌を素材に、倦怠感あふれる切ないラブ・ストーリー集。