【感想・ネタバレ】ベッド・ディテクティヴのレビュー

あらすじ

吉原のソープランド「仮面舞踏会」で働くシルビアの特技は、なじみの客や同僚が持ち込む難問、事件を見事に解決すること。きょうも、評判を聞きつけた客から相談が。妻がいつの間にか双子の妹と入れ替わっているのではないかというのだ。安楽椅子探偵(アームチェアディテクティヴ)ならぬベッドの中で推理するソープ嬢――奇才の自在な発想が生み出した異色作!(『泡姫シルビアの探偵あそび』改題)

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Posted by ブクログ

「泡姫シルビア」シリーズの一冊です。吉原のソープランドに「シルビア」という源氏名で務めている女性が主人公の連作短編となっています。

七編が収録されていますが、殺人現場に居合わせるものだけでなく、シルビアの身のまわりで起こったちょっと奇妙な出来事の謎を解き明かすような、ライトな作風のものも含まれていて、気軽にたのしんで読むことができる内容でした。

トルコ風呂がソープランドに名称を変えてまもない時代の作品で、ちょっとはすっぱな風俗嬢の一人称語りは、さすがに古さを感じます。

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2020年09月21日

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