【感想・ネタバレ】マッキンゼー流 なぜ同じ努力で成果が変わるのか “早く・うまく・楽しく”圧倒的な結果を出す12の仕事術のレビュー

あらすじ

本書は、マッキンゼー・アンド・カンパニーが独自に開発し、現在世界で70カ国以上の500社超、65万人以上に提供してきた能力開発プログラム「A2E」を初めて書籍化したものです。コンサルタントが入社からパートナーになるまでに体得する12の仕事術――その本質を、経営層から現場まで、組織のあらゆる階層が共に学ぶことができる形に凝縮しています。

このプログラムの特徴は、「現場からトップまでが一丸となって学び合い、共通言語でつながると、組織が驚くほど変わり、伝わる言葉が変革を加速させる」というもの。「知っている」と「できる」の間には、深い溝があります。A2Eはその溝を埋めるものです。
「成果に直結する優先順位」「問題特定と問題解決の加速」「コーチングによる潜在能力解放」「動かない人と組織を動かす」「会議の抜本的な効率化」――。どれも実践的な技術であり、同時に、組織の共通言語として機能する普遍的なフレームワークでもあります。
また、このプログラムが特別なのは、個人の成長が組織変革に直結する設計にあります。受講者がそのまま社内講師となって組織全体へ展開する「Train the Trainer(TtT)」の仕組みにより、変革は1人の優秀な個人に依存せず、組織の自律的な進化として定着していきます。

経営層が読めば、「なぜ現場が動かないか」の構造が見えます。また現場リーダーが読めば、「なぜ変革が上滑りするか」が腑に落ちます。 両者が同じ言語で語り始めたとき、組織は初めて本質的に変わります。リーダーをはじめ、改革意識の高いビジネスパーソンや就職活動に励む学生まで、幅広い読者の意識や行動に大きな変革をもたらす一冊です。

<目次>
第1章 チュートリアル(最も効果的な本書の使い方)

第2章 12のセッション
01 転ばぬ先の杖[プレモータム]
02 優先順位付け
03 問題解決
04 「自分ごと」で考える
05 創造的なチーム作り
06 コーチング
07 人と組織を動かす
08 「勇気ある会話」
09 「要は何?」 そして物語で語る
10 “STARモーメント”で多くの人にストーリーを伝える
11 ファシリテーションで会議を超効率化する
12 継続的、自律的な組織変革のために

第3章 「TtT」(Train the Trainer)について

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Posted by ブクログ

社員が講師役になるという点に着目。研修は単に参加しただけでは身につかない。メンバーの血肉となるための仕組み作りについて、もっと考えねばと感じた。

0
2026年05月10日

Posted by ブクログ

タイトルの割には割とサラッとした基礎的なエッセンスが列記されているに過ぎず、やや肩透かし感がある。
本書の要諦としては、戦略や知識、情報が陳腐化する、アクセスコストが下がる中で、本当に難易度が高くかつ価値があるのは変革実行であり、そのためのプログラムを浸透・実施すべき、特に一方的な研修ではなく、社内の人材がそのエバンジェリストとなるべき、そしてそのプログラムの内容は、、、と言ったところだろうか。

個人的には、
・コーチングにおける「GROWフレームワーク」(Goal, Reality, Options, Will)
・人と組織を動かす「インフルエンスモデル」(率先垂範、腹落ち、仕組みの提供、能力開発をセットで行う必要性)
・フィードバックにおける「OILSフレームワーク」(観察、影響、傾聴、提案)
あたりは馴染みがなかったのでそこは学びになった。

0
2026年05月19日

Posted by ブクログ

あくまで本書のみでの評価だが、記述内容は世に溢れている他のビジネス書と大差ない。マッキンゼーの名を冠していたので、一歩踏み込んだ内容を期待していたため残念だった。
しかし、本書で説明されているのはA2Eという講座のうちエッセンシャルについてのみ(他に財務やリーダーシップについてもあるらしい)なので、ハードルを上げすぎた私にも非はある。ここでのエッセンシャルは「必要不可欠」という意味ではないだろうか。ビジネスにおける基礎的な技法や考え方が記されていた。
結局、ビジネス基礎技能は実践の反復以外に伸ばす方法はないのだろう。

0
2026年05月10日

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