あらすじ
「努力」の価値が暴落する時代に、”メタスキル”で価値を生み出す働き方
あなたが努力して身につけた知識も、経験も、スキルも、あっという間に再現してしまう生成AI。便利なことが増えた一方で、プログラムやイラスト、文章など、誰でも一定程度の仕事ができてしまうようになりました。
そこで問われるのは、「今後、私たちは、何をもって、自分の価値を出していけばよいか」という点です。
では、AI時代の仕事には何が必要か? そのヒントになるのが「メタスキル」です。
「メタスキル」で「AI後の仕事の仕方」に備える!
「メタスキル」とは、いわば「ゲームの構造を探り、ルールを書き換えたり、新しいルールを見つける力」のこと。生成AIを使いながら構造を捉え、自分の価値が発揮しやすい仕組みを作ったり、新しいゲームを見つけたりすることで、これからの自分の居場所が見えてきます。
AI時代をリードする3人は、どんなAIの使い方をしているのか?
本書は、深津貴之さん、古川健介(けんすう)さん、尾原和啓さんと、異なる分野で活躍する3人が、それぞれの「AI:heavy_multiplication_x:自分」の仕組みを紹介。深津流「死なない構造設計」、けんすう流「ゲームをずらす視点」、尾原流「信頼を複利で増やす仕組み」など、どれか1つ読むだけでも、視点が変わります。
第1章 努力の方向性が変わる時代に、私たちは立っている
第2章 努力の価値が暴落する時代に価値を持つ「メタスキル」とは?
第3章 AIで自分の「資産」を循環させる仕組みを作る
第4章 これから起こること ―― AI時代の「人間」の再定義
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Posted by ブクログ
◯本書の概要と核心
・「努力」の価値の暴落:生成AIの普及により、知識の暗記や地道な作業、一定レベルの文章・プログラム作成などのスキルは一瞬で代替可能となった。時間をかけて個別スキルを積み上げる従来の努力は価値を失いつつある。
・「メタスキル」の定義:個別のスキルそのものではなく、「ゲームの構造を捉え、ルールを書き換えたり、勝てる新しいルールを見つけたりする上位の力」を指す。正解を出す力より、自分が勝てる土俵(メタゲーム)を設計する力が問われる。
◯3人の流派に見る実践的メタスキル
・深津流「死なない構造設計」
-不確実性を整理し、リスクを最小化して壊れない仕組みを作る。
-「何が確実で、何が不確実で、どれが自分で動かせるか」を構造化し、AIに渡す「枝葉」と自分が握るべき「幹」を切り分ける。
・けんすう流「ゲームをずらす視点」
-既存のレッドオーシャンで競うのではなく、別の評価軸(Z軸)を加えて自分が無理なく勝てる土俵へシフトする。
-試行コストがほぼゼロになったAI時代を活かし、失敗前提で大量のアクションを試す「面制圧・多産多死」の戦略を取る。
・尾原流「信頼を複利で増やす仕組み」
-自身の思考プロセスや得意技を「モジュール化」してAIに代行させ、生まれた余力で人とのつながりやコミュニティを育てる。
-成果物を高速に社会へ発信・循環させることで、信頼を複利的に積み上げる。
◯資本の循環と「人間」の再定義
・3つの資本の循環:人生のリソースは「人的資本(個人のスキル・健康)」「社会資本(信頼・人脈)」「金融資本」に分けられる。AIに代替されやすい人的資本だけに執着せず、AIで浮いた時間を「代替されにくい社会資本(他者との信頼やつながり)」へと再投資して循環させることが重要となる。
・インテンション(意図)とナラティブの価値:誰もがAIで平均点以上のアウトプットを出せる時代だからこそ、「なぜそれをやるのか(意図・目的)」というインテンションや、一人称の実体験・人間臭いナラティブこそが最大の差別化要因になる。
Posted by ブクログ
「AIが知識や作業の努力を瞬時に代行する時代には、決められたゲームで頑張るのをやめ、AIを最強の相棒にしながら『自分が戦うルール(構造)を自ら設計し、書き換える力(メタスキル)』を磨け」ということ。
Posted by ブクログ
書いてある内容を深く理解するために、まずはプロンプト集を日々の業務で使ってみるのが良いと感じた。
3人3様のそれぞれの思想があったが、どれが直近の自分にマッチするかなども走りながら感じてみたい。
Posted by ブクログ
AI+自分ではなくAI×自分という時代を生きる上で必要なメタスキルの解説。構造を見る、ルールを見つける、仕組みを作る、社会資本に変える、これらをAIを活用しながらどのように組み立てるか。視座を高く、どこまでも高く。
Posted by ブクログ
3人の視点でAIを利用した戦略が書かれている。それぞれの章で相互に引用しつつ議論が展開されていることで、読者の私も一人の論に入り込みすぎずに俯瞰して読み進めることができた。
深津さんの「事前検死」は、AIだからこそ問いかけられるし、遠慮なく答えてくれる非常に有効なAIの使い方と感じた。自分もやってみよう。
Posted by ブクログ
先般、部下のメール文、AI全コビのメールを送り得意先からお叱りを受けるという事態ががあった。
その時の指導が自分のなかでも、腑に落ちなかった。
AIリテラシーなどではなく、AIを使いながら戦略、未来を我々が見ることができなければ、人材育成もできない時代。
未来への解が記載されている書だった。
Posted by ブクログ
世の中の動向。失敗のリスクをAIで見積もる。不確実性から最大のリスクをAIに診てもらう、死なない。>必ず死ぬでしょ。ぷれもーたむ。コテンパンにしてもらう。その問題点の解決策答えてもらう。減らせる大きな不確実性からつぶす。尖がることが必要。標準的な軸でやるとうまくいかないのでずらす。ルールのゆがみや穴を見つけて勝負。データの解釈はAI,直感を探すために思考をAIに垂れ流して脳の負荷を軽くする。AIに見つけてもらえる断片をたくさん上げる。StepbyStepでやり取りする。とりあえず使え。弱い紐帯自動化。紐帯はベースコンテクストしかない。
Posted by ブクログ
AIの本は何冊か読んできましたが、本書は小手先のテクニックではなく、これからの時代にどうやって臨めば良いのかを学べます。
メタゲームの考え方大事〜。知らず知らずの内に成功者と同じ土俵で頑張らなきゃって思っちゃいますけど、自分の勝てる土俵に持っていけばよいんですね。勝てる土俵……私にあるかな?(笑)でもまぁ、そういう考え方を持っておくだけで人生の向き合い方や取り組み方が変わってきますよね。自分の中で幸せならそれでOK!人生はイージーモード!!
「AIという冷静な参謀に膨大なデータの解釈という労働を任せ、自分はその解釈の群れを眺めながら、自分の直感がピクッと動く一点を探す。自分の直感というAIには真似できない貴重なリソースを最大限に活用する」脳内をアウトソーシングするかんじでしょうか?with AIですね。AI君と上手く付き合っていきたいです。
「誰もが見向きもしないニッチな領域で、あなただけの「好き」を磨き、ネット上に「自分というモジュール」を置いておく。これが、AIという巨大な潮流を味方につけ、勝手に選ばれ続けるための最小にして最強の戦略です」AIによって、メジャーなことや王道なことは網羅されてしまいますからね。逆にニッチな領域にみんなが集中して、ニッチな領域がどんどん狭まっていくかもしれませんね。
「AI時代におけるメタスキルの本質とは、AIを単に便利に使いこなすことではなく、AIを最強の練習台にして、自分の思考の解像度を上げ続けること」思考の解像度を上げ続ける……AIというパートナーがいるからこそ、色んな考え方やアイディアが生まれるますね。解像度上げていきたいです。
Posted by ブクログ
昨年(2025)の春に二人の娘から毎日当たり前のように「生成AI」を使って仕事にもプライベートにも使っていることを聞いて、一念発起して6月に1日講座を受講しました、そこで「プロンプト」を書く重要性を知り、何冊か本を読みながら試行錯誤しながら今に至っています。
そんな私が行きつけの本屋さんで見つけたこの本ですが、帯に書かれていた「プロンプトよりも大事なこと」というフレーズに惹かれてこの本を読むことにしました。私の周りの人は当たり前に生成AIを使用しています、この本では生成AIを使いこなしている三人の方が重要なアドバイスをしてくれています。それを今後の生活に生かしていきたいです。
以下は気になったポイントです。
・ AI は瞬時に仕事をこなしてくれるので、 あなたが 努力して身につけた知識もあなたが何年もかけて積み上げた経験も頑張って身につけた スキルも一瞬で価値がなくなる時代になり始めている(P4)
・あなたが扶養になるかどうかは AI をどう使うかにかかっている、ただ漫然と 使っているだけでは価値を出せなくなるではこれから私たちが価値を出せるのはどこなのか、 その1つの答えが「 メタスキル」である(P5) メタスキルについては 様々な定義があるが本書では以下を定義としている、1)構造を見る、2) 世の中や 身の回りで一部の人にしか見ていないルールを見つける、3) 自分の価値を発揮しやすい仕組みを作る、4) AI を使って自分の得意分野で力を伸ばし 社会資本に変える、 大事なのは AI を「どう使っているか」である(P7)
・私たちが直面しているのは、 単なる技術の進歩ではなく「頑張れば報われる」 という オールドゲームが終焉していく世界である、 これまでの社会では「時間をかけて 地道に 丁寧に形にする力」そのものが1つの参入障壁として機能をしていたが、 AI の本質が「自動化」である以上、人間が時間をかけて行っていた「実行」のコストは限りなく0 へと向かっている、 これからのビジネスパーソンに求められるのは現場で必死に手を動かすことではなく、 AI というエンジンが勝手に価値を生み 出し続けてくれる「 構造」を自分が関わる事業や人生の中にいかに設計していくか という、一段上の視点からの問い へのシフトである。 このパラダイムシフトを受け入れられるかどうか、あなたの人生の資産を複利で増やすのか、 それとも古い 美徳の沼に沈むのかを分ける決定的な分岐点になる(P23)
・実行や努力に加えて価値が暴落すると考えられるのは「正解の価値」である、以前であれば 専門的な知識を何年もかけてコツコツ ため何千時間も 試行錯誤してようやく たどり着ける 正解があった、その大変な道のりがあったからこそ プロフェッショナル としての対価も発生した。 でも今の AI は 人間が一生かかっても読みきれないデータを学習していて最適解をボタン1つでしかもただ 当然で出している(P30)
・これからは正解を出すこと、 うまくやることの価値は減り続け、 代わりに「自分しか出せない ニッチな偏愛」「 非合理な判断」といった 効率の計算式では導き出せない「 あなただけの文脈」 こそが 代替え不可能な価値の源泉になっていく(P32)生成AI 時代には 強者と同じルールで戦うことをやめ、 ゲームそのものを自分に合わせて 書き換えるという選択肢が重要である(P32)
・ 僕たちが考えるべきは、 AI に「何をさせるか」という目的 設定 と、 問題 そのものの構造をどう捉えるかである。 プロンプトの使い方を覚えること以上に重要なのは、 視座を1段上げて AI と一緒に、今いる場所やこれから作るべき構造そのものを見ることである (P35)
・ かつては 数百人の組織と数十億円の資本がなければ 到達できなかった ビジネスの規模を AI を使いこなすと たった一人でできるという予測がある この予測が可能になったのは、 組織が大きくなるほど 膨らむ「 調整コスト 」を AI が丸ごと 肩代わりしてくれるからである、 組織の規模はもはや 武器ではない むしろ 意思決定が遅くなる コストになりつつある 。これから個人に問われるのは何ができるか ではなく「 どんなゲームを設計できるか」ということになる。 AI を自分の代わりに動く 優秀なチームとして扱い、 自分は「構想と判断」だけに集中する この設計者の支店 こそが 個人が組織を超えるための唯一の条件になる(P43)
・ 高周波帯のスキルとは 変化が激しく 賞味期限の短いスキルである、 例えば 特定のツールの使い方、 プログラミング言語の最新 使用、 ある業界でしか通用しない専門知識がそれにあたる。 一方 低周波帯のスキルは「どんな時代でも どんな 場所でも効く知」である、複雑な作業工程をシンプルに整理する「構造化する力」 力の応用である (P56)
・ AI 時代に本当に問うべきものは「何を学ぶか」 だけ「 どんな 周波数帯のスキルに投資するか」である、 低周波帯に時間とお金を投資して磨く、 構造的に勝てる場所を自分で設計できるようになる、 これが この時代の本質的な戦略である(P57)
・重要なのは 一気に正解を引くことではなく「わからないまま決める」のではなく「わからないことを減らしてから決める」ことである、 まず現状を知り わからないことがあれば一歩ずつ 知っていることに変えていく、その上で「 不確実だがコントロールできるもの」 はコントロール可能な状態に寄せていく。この緻密な積み重ね こそが仕事でも人生でも「負けない 構造」を作る 確実な道である、構造化とは特別なひらめきではなく「わからないもの、わからないまま放置しない習慣」のことである。何かが不安の時は「何が確実」「何か不確実か」「 そのうち何か自分で動かせるか」 の3つに分けるだけで 次の一手が見やすくなる(P74)
・効率ではなく「 実体験の濃さ」を 勝利条件に据えれば、 強者が手出しできない領域で構造的に勝利を収めることができる。「競争から降りる」のではなく「自分が勝てる 別のゲーム盤に書き換える」 のが メタゲームの真髄である (P91)
・多くの人はあらかじめ決められたルールや 評価軸の中でいかにうまく立ち回るかという「ルール内 最適」を目指すが 資本力 と AI の演算能力で勝る強者の前ではその努力はすぐに無効化される、 弱者がメタ ゲームで勝つためには強者が有利になる「 暗黙のルール」 を AI に客観視させた上で その逆をつく「 非対称戦略」を取る必要がある。強者が合理的な判断 ゆえに 模倣したくない、 模倣できない 非合理」にあえて リソースを投下する 弱者の特権を活かした戦術である(P92)
・本当に優れた戦略とは 現場の戦術で勝ち続けることではなく、 戦いが始まる前に「負けにくい 構造」 を作っておくことである。受験勉強のように、勝負の大半は本番の日ではなくその前の準備で決まっている (P97)
・ゲームを変えるというのは自分のナラティブ (物語)が一番 説得力を持つ場所を探すことである、「 なぜ これを作っているのか」「 どんな思いで このサービスを運営しているのか」という自分にしか語れない物語を伝え続けること。 機能という正解で勝負するのではなく、「 情緒という文脈」でユーザーとつながる、 これが AI による模倣を無効化し 自分だけの場所を担保し続けるための究極のメタ スキルになる(P121)
・自分の知能や アウトプットのプロセスを細かな モジュール(= 部品)として 切り出し AI と高度な役割分担をする戦略を取る。 自分一人の脳に全てを記憶させ全行程を完結させるのではなく、自分の思考や作業の手順を分解し、 それを「自分と同じように動く AI エージェント」として構築することに注力する。 自分自身は複数のエージェントを指揮する「 オーケストラの指揮者」のような立場にもある(P124)
・本当に価値があるのは自分という「種」を蒔き続けることで、 それに共鳴する人が自然と引き寄せられてくる「 ネットワークの磁場」 を設計することである。 良質なアウトプットを出し続け 自分の価値観を事前に「インデックス= 索引」 しておく、 すると いざ新しいプロジェクトを動かしたいと思った瞬間 価値観の合うパートナーと面倒な確認作業をすっ飛ばして一気につなげることができる(P147)
・ AI と思考の深いところまで話すために必要なのは、1)自分の聞きたいことや 自分の状況を詳細に設定しておく、2) どんな視点から 意見が欲しいのかを明確にする(P156)
・ AI を真の 参謀に変えるための第一歩は「問いの解像度 」をあげることである、大きな目的を AI が迷わず 処理できる「単位」まで 切り分ける必要がある(P171)
・良い問いとは、 目的地 だけでなく「 現在地 も入った問い」である 欲しいものの解像度を上げ 自分がいる場所を把握する、 この2つが揃って初めて AI は本当に使えるナビになる。 AI と会話をする時には、まず「どこへ行きたいのか」「 今どこにいるのか」を明確にする(P179)
・ AI を本当に使える参謀にしたいのなら 結論だけでなく「何に迷ったのか」「 どの選択肢を比較したのか」「 なぜその案を捨てたのか」「 最終的に何を判断基準にしたのか」 といった思考の途中経過を明確にする(P185)
・人は やりがい だけでも快楽だけでも長くは続かない、 大事なのはその両方のバランスを取りながら 資本が次の資本を生む循環を作ることである。お金や AI で時間を買う、 その時間で 人的資本・ 社会資本を育てる、 育った資本を仕事や貢献に変え「 やりがいを」得る、 そしてその成果を再び時間や学びに投資する。 このような 循環ができると人生は消耗戦になりにくい(P210)
・ 自分のスキルが まだ 市場で優位性を持っているうちに、それをより持続性の高い「 信頼」へと着実に変換しておくこと、 スキル という「消費される資産」を信頼という「 複利で増える 資産」 へと移し替えるスピードを設計すること。 これこそが AI 時代のライフ モデルにおいて成否を分ける決定的な要因になる(P221)
・世界中の優秀なプログラマーや デザイナーの価値が AI によって一瞬で書き換えられる中、 日本だけは 日本語のニュアンス や 独自の文脈というバリアに守られ、 ありふれた スキルの波が全面衝突するまでにわずかな タイムラグが発生している。 AI の翻訳 精度や文脈理解が日本という壁を完全に無効化するまであと数年 早ければ 数ヶ月 かもしれない。 このガラパゴス 期間を 単なる延命にするのではなく次世代の ライフモデル へと 自分を根本から 作り替えるための 勝負の期間として使い倒す、 このわずかな 猶予期間こそが私たちが「 人的資本 を 社会資本へ」 と 移し変えるためのラストスパートの時間である(P222)
・ AI 時代には 効率よく稼ぐことや 正解を出すことの価値はどんどん下がっていく、 そんな世界で個人の価値を測る 最後の物差しになるのは、人生で何回 心からの「ありがとう」を言ってもらえるかという信頼の蓄積である。自分の好奇心に従って世界中の知恵をスキャンしそれを惜しみなく 誰かに伝える、 この ありがとう が社会資本として積み上がり 巡り巡ってまた新しいチャンスが私の元に届く。 AI はこの「 利他」の単位を劇的に広げてくれる 増幅器である。自分が夢中になれることを追求し、 その副産物で「 ありがとう」が集まりそれが自分の信頼=資産として 返ってくる、 このループを回し始めるともはや 仕事という感覚 すらなくなっていく 楽しさとなる(P230)
・頑張っている人は、楽しんでる人に絶対に勝てない。 AI という外付けのエンジンで効率を最大化し、 自分という 内側のエンジンで 没入(深くのめり込む)を最大化する、この2段構えの加速 こそが AI 時代の競争において 他者が最も真似できない 最強の参入障壁になる(P231)
・構造を見るという感覚をもう少し 理論的に説明するために「 フーリエ変換」の考え方を借りる、 どれほど 複雑に見える波 でも 分解していくと「大きな波」「 中ぐらいの波」「 小さな波」の重なりとして考えられる。物事の正体を効率よく迫るには、 細かな さざ波を追うよりまず「一番大きな波」を押さえるのが良い。例えば本を1冊 作る場合 、大きな波は「コンセプト・ ターゲット 論理構成」である、 中くらいの波は「各章の見出し」「 トピックの配置」 小さな波は「てにおは」 語尾の細かな調整といったものである。 ここで重要なのは細部が完璧でも大きな構造が崩れていれば良い本にはなりにくい、 逆に構成や論理の流れがしっかりしていれば細かな表現の粗さ は後からいくらでも直せる。 つまり 成功の再現性を上げるには、まず 低周波、 つまり 大きな構造から抑える必要があるということである(P239)
・ AI を使って100点の正解を目指す 世界では100点 そのものは差別化にならない、 むしろ AI が切り捨て がちな「 無駄・ 偏愛・ 説明しにくい 熱量」の方に人間の希少性は残る。 効率を計算するのは AI に任せる、 その上で 最後にどこを「 裏切る」かを自分で決める 、ここに人間らしさの余地がある(P260)
・ これから人間に求められる最後の一押しは「私が実際に現場で確かめた」という 身体性と、「 この判断には私が責任を持つ」という 署名である、 AI が出した正解にこの2つが加わるだけで、そのアウトプットは単なる情報から「信頼できる価値」へと変わる。 つまり 信頼の拠り所は情報を独占していることから「情報を統合し その結果に責任を持つこと」 へ移り変わる。 最後に重みを持つのは「誰がそれを言ったのか」「誰が結果を引き受けるのか」 である (P264)
2026年8月12日読破
2026年8月23日作成
Posted by ブクログ
スキルや知識は、いずれAIに代替される。AIに代替されないのは、AIという"正解の検索エンジン"が立ち入れない"個人への固有の信頼"。あなただから頼みたいという感情的な信頼。
便利ではなく意味があることを、想いをもって情報を統合し、その実行に責任を持つことも、大事。
Posted by ブクログ
AIが急速に進化する現代において、これまで美徳とされてきた「ただがむしゃらに努力する」というスタイルだけでは通用しなくなりつつあることを痛感しました。本書は、AIに使われるのではなく、AIを強力なレバレッジとして使いこなし、変化の激しい時代を生き抜くための「メタスキル」の本質を教えてくれます。AIと対立するのではなく、共に解像度を上げて思考を深め、自分だけの独自の価値(外れ値)を見出していくことの重要性がクリアに示されており、これからのキャリアや学びに対する向き合い方をアップデートする大きなヒントになりました。
Posted by ブクログ
AIと人間のちから。適材適所で活用する
はじめての深津さん、けんすうさん、尾原さん。
SNSのインフルエンサーが紹介されていたので、手に取ってみました。
生成AI(チャットGPT/Gemini/Claude)と私たちの業務へと浸透する昨今。
自分たちが培ってきた経験値が生成AIによって無くなってしまう恐怖は今でも続いてます。
自分はデザインの仕事をしているため、生成AIで作られた構成案を渡された瞬間、
背中にスーッと寒さを感じたのは忘れもしない…。
生成AIと人間とでは圧倒的に知識量は違う。だから人間がAIに勝つためには…ということではなく、
自分が培ってきた今までの経験を土台にしつつ、生成AIの力を利用し補っていく術をこれからの業務に活かしていく手法にしていくべきなのはと伝えているのではないかなと。
『適材適所』という形がしっくりくるのではないかと思った。
また自分が生成AIと対等な目線で見た時に
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・何を本質として扱うのか。
・どの視点を取り入れるのか。
・AIとどのくらい深く付き合うのか。
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生成AIに頼りきるのも本末転倒な気がしてて、
業種によっては二度手間になるなどの負荷がかかることもある。
生成AIを使うことによって、その先にあるモノやコト、そして人間がどう動くのかを
見極めが必要だと思っています。
適材適所でかつ武器にもなるツールなのかもしれないと腹落ち。
この本を読み終えた後に業務がなくなるという不安な気持ちから、
生成AIと伴走する時代に私たちの生き方はどれぐらい変化するのかを
客観的に考える良い読書体験でした。
Posted by ブクログ
けんすう→戦うフィールドをずらす
深津→自分自身の意思決定
尾原→熱中してフローに入る
AI時代の生き方として
これらが自分的には刺さった
Posted by ブクログ
本書は、単なる生成AIのプロンプト集ではなく、AI時代に成果を出すための思考法や活用戦略を解説した一冊である。重要なのは「どれだけAIを使うか」ではなく「どう使うか」であり、今後は努力だけでなく、構造化や仕組み化を行うメタスキルが競争力の源泉になると説く。物事を「確実なこと・不確実なこと・自分がコントロールできること」に分解して考えることや、KPIや勝利条件そのものを見直す発想が有効とされる。また、自分の思考や作業手順をモジュール化し、AIエージェントとして活用する考え方も紹介されており、AI時代の働き方を考える上で示唆に富む内容だった。
Posted by ブクログ
都市的資本主義の中でサバイブしていく、みたいな前提(それはテーマと著者的に妥当だと思うけど)を結構強く感じて、「メタスキルを身につけよう」という気持ちにはあまりならなかった。
でも、本書をきっかけに「AIが本格的に普及した世界で、人間は何をするのか」という問いはふつふつと生まれて、考えるきっかけとして良かった。
読んでおぼろげに形が見えてきた自分なりのイメージとしては、AIが進めば進むほど、人間が「自分の意思で何かをやること」そのものに価値が移っていくのではないか、ということ。楽器を弾く、スポーツをする、誰かのために何かをする。
それが今のように経済合理性や評価と直結する形ではなくなるかもしれない(今も直結はしないが、今よりもっとしなくなるのかなと思う)。でも、「何をしたいか」という意思を持ち続けること自体が、AIにはできないこととして残り続けるのではなかろうか。
もう一つ気になったのは、人間にとっての「フィードバック」の話。人が人の役に立ちたい、人から何らかの反応を得たいという本能は、AIがどれだけ普及しても消えないのではないか。そのフィードバックを得る形が変わっていく移行期には苦しみが生まれるが、本能自体はなくならない。
「AI時代にどう生き残るか」の答えを探している人には「メタスキル」というテーマが響くのかもしれないが、むしろ自分はそういう課題感を持っているわけでもなかったのかも。生き残れると思っているというわけじゃないんだけど、そもそもあんまりそういうゲームを生きねばならんって言われるのもな・・・みたいな感じかな。
それはともかく、「AI時代にどういい感じに生きるか」という問いを考えるきっかけとしては、とてもおもしろかった。
Posted by ブクログ
## 学び
- 死なない仕組みを作っておく
- 失敗したら最大でこういうリスクが発生するを知っておく
- そういいう不確実性を減らす。上限を見積もる
- リスクを以下に分ける
- 把握済みのリスク
- 上限が読めないリスク
- 正体がわからない不明要因
- 上記に分けて、想定ダメージを一定のレンジに収めておく
- 不確実性を分類する
1. 確実なものと不確実なものを分ける
2. 不確実なものを、コントロール可能なものと不可能なものに分ける
3. まずはコントオール可能な不確実性から減らしていく
- 例えば、毎週ぐだぐだになる会議があるならば、それをこのテンプレートで行う、など。
- プレモーテム
- 失敗してから原因を分析するのではなく、「この計画が失敗するとしたら何が原因になるか?」を先に洗い出しておく
- 阪神淡路大震災で、ボランティアが多い地域と少ないエリアがあった。そこで、情報ハブをやった。あそこにどのくらいどんな人や物が足りていないっていう掲示板を書いた
- そしたら、自分がボイラー技師だから、お湯が止まっているあっちにいこうっていう、動きが加速した
- あそこに行けば自分の力が役に立つ、と分かったら善意のループが回り始めた
- AIには面制圧で、1つの正解じゃなくて、1000この質問に回答させて、中央値を測っていくようなやり方が強い
- 欲しいものの解像度を上げる
- 自分の欲しい物の解像度を上げる
- 自分が今いる場所を知る
Posted by ブクログ
努力の価値が下がる中、身につけたいのが「メタスキル」
3人のメタスキルがそれぞれ異なるので、
それぞれ試しながら実践できるようになっているのも面白いです。プロンプトを試しながら、メタスキルを身につけられると「なぜかうまくいく人」になれるのかも。
Posted by ブクログ
飄々として、余裕そうに見えるのに成果を出して評価される「なぜかうまくいく人」。
彼らが持っている、今いる場の構造を見抜き、居心地のいい場所を作るメタスキルがAI時代には必須になる。
なぜかというと、スキルをAIが次々と制覇できる時代、大事なのはそのスキルが機能する場自体を作ることだから。
エアビーは、良いホテルを作るというスキルを身につけたのではなく、空いている部屋をホテルにするという「場の再定義」をしたことでゲームを制した。
AI時代は「なぜかうまくいく人」になるチャンスなのかもしれない。
Posted by ブクログ
AIの出現により、働き方や学び方は大きく変化が生じており、今後も予測できないことが多い。AIとの付き合い方の参考にはなった。他者との差別化が難しくなることが予見されており、自分らしさや戦うゲームをどう作り出していくかが重要になってくる。ゲームをずらすという点が印象に残った。
Posted by ブクログ
あなたは、AIとどのように付き合っていきますか?もうインプットやアウトプットの為のものではありませんよね?という時代になってきましたが、経験に基づく直感力でオリジナリティをいつまで保てるかも、まぁ時間の問題ですよね、と思う次第。
読み終わってみて思ったのは、こういったフレームワーク的なこと(と言ったら失礼ですが、どうしてもそう見える側面がある)を学ぶよりも、逆に自分の領域(や周辺)関係で、AIとの棲み分けや役割分担について、AIと議論してみるのが一番いいんじゃね?と思った次第。
さて、どうなんでしょうね
Posted by ブクログ
ここ5,10年のこの変革を楽しむためには、技術とその社会変革に振り回されながらも、足掻いて、変わっていくことを楽しんだほうが、面白いと思う。
この本を読んでそう思った。
AI社会で「自分の仕事」や、「子供の今後の世界」はどうなってしまうんだろうか?と良く考えるし、コテンラジオで尾原和啓さんの話が面白かったので手に取った。
「自分を知れ」「自分をAIや世界に知らせろ」ってことがこの本の言いたいことだと思った。
今いろんな技術進化が文字通り毎週のように起こっているのがAIの分野。AI懐疑論やポッと出でAIブーム終わるのでは?っていう疑問や疑いはもうないと思う。
そして、あと10年もすればAIが生活や思想、社会の中心になっていくと思う。
でも、それまでの過渡期の中で「AIをどう使いこなすか?」みたいな論点は、AIネイティブでない私のような世代には重い問題になると思う。
ただし、それもあと10年、もしかしたらあと5年の話。エクセルを使うことが当然のようにAIもそうなるはずなので5,10年後には、AIをどう使いこなすか?なんて論点は消えてると思う。
それでも、AIがない時代で教育を受け、ある程度キャリアを積んできた我々にはこの「AIをどう使いこなすか?」って、非常に重要。
気がついたらAI中心の世界になってましたー。でも普通に、とくに日本は人口が少なくなるからなんとかなると思う。
そのために、冒頭の「自分を知れ」っていうことが必要。
何をしたいのか?あなたは誰なのか?今どこに立っているのか?
これらをAIと深めながら、同時にAIに記録し保持させていく。
これは仏教の瞑想というか対話に似てると思う。自分との対話的な。
早速今日からこれをやっていこうと思う。
Posted by ブクログ
AIでプロジェクトの想定されうる失敗のリスクを洗い出してもらう
ボトルネックは人間
予測しえない軸を探す 言語は日本語以外も含めてリサーチする
ソーシャルグラフエンジニアリング 自分の思考プロセス(思考のタネ)を発信しておく
良い問いとは、目的地だけではなく現在地も入った問い
Posted by ブクログ
AIを使って生活のレベルアップや仕事の効率化を詳しく書いている。
プロンプトへの書き方ってよりかはAIを使用して未来をどう生きるかや構造の読み取り方でどうサバイブしていくかがメイン。
AIに情報をたくさん出させて自分が決定する。そして時間的資本を作る。自分が経験することがかなり価値がある未来になりそう
Posted by ブクログ
AI=自動化↔︎ 戦略=構造化
構造化 死亡、潰れない構造環境を選択する
主流・既存構造を把握しそこからズラす
お金を時間に変え時間を資本へのスパイラル
Posted by ブクログ
AI 時代の個人の戦略について、3人の著者がそれぞれの意見を出し合ってはお互いの意見を補完し合うような話が進むんだけれど、意見が違うのであれば共著ではなく3人別々で本を出せば良いのでは?と思ってしまった。
そしてそれぞれの意見に関しては、普段から著者の X の投稿や podcast を聴いているといつも言っていることが書いてあるので、特に新しい情報はないように感じた。
誰もが高速で正解にたどり着ける時代において正解に価値はないという前提に立った上で、自分らしさをどう目指すかみたいなところの考え方が様々に書かれていた。
Posted by ブクログ
普段からSNSで情報収集してるとよく見かける御三方ですが、それぞれスタイルや指向性は違います。
正直一般的なビジネスマンと比べると彼らは資産もフォロワーも桁違いなので参考にならないとうがった見方もできるでしょうが、彼らの思考やメンタルモデルを参考にすることはできます。
個人的には、
けんすうさん的な自分の人生のゲームデザインをすることやルールをずらすこと、
深津さん的にセーフティネットを設けつつチャレンジポートフォリオを築くこと、
尾原さんのようにAIを駆使して、情報の海から地図をつくりあなたの好奇心をドライブさせること、
といった取り入れ方がよさそうに思いました。
※余談
せっかくこの御三方で出版するなら
Markdown版のファイルを別の特典で販売するとか、
何か新しい読書体験的なものを期待したが、
あくまで出版物としても儲けないといけないから
もう少し落ち着いて来たらなんでしょうね。。