あらすじ
失踪した恋人・昭彦を追って、テレビレポーターの路子(みちこ)は伊勢志摩へと向かった。そこで彼女は真珠養殖の会社社長・夕子と出会う。ミステリアスな美人社長と昭彦の間に、ただならぬ関係があるのではないかと感じとった路子は、事件の渦に飲み込まれていくのだった。優美な光沢を放つ真珠に隠された秘密が、愛を生み、死を引き起こす、傑作長編推理小説。
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Posted by ブクログ
京都よりも伊勢志摩に行った回数のが多いので、本書は他の作品に比べて親しみが持てました。
真珠の話題は、人工真珠と模造真珠があることを知りました。
ミキモト真珠や田崎真珠のように知っている会社名があったので、
事件の舞台の会社も実在するのかと錯覚しそうでした。
真珠の真贋の見分けが難しいことがわかりました。
水族館は,何度もいったことがあるところなので、もっと具体的に動物たちの描写をして欲しいと思いました。
各都道府県ごとの事件を展開してもらえると嬉しかった。
ps.
京都は、山村美紗の地元なのですね。
神戸と白浜(和歌山)もでてきます。
さりげない描写のなかに、地方の人間の憧れが涌いてくるような気がします。