【感想・ネタバレ】リカバリー・カバヒコのレビュー

あらすじ

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで“リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住む人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。誰もが抱く日々の悩みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。心がじんわりほどける、再生の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やはり青山美智子先生の作品は、心にポッと灯りをともしてくれるし、気づきを与えてくれる。
奏斗くんのお父さんの「ただ愛する」という言葉。美弥子さんの「与えるだけじゃなくて、受け取ることも愛情」という言葉も本当に素敵。
どのように人生を歩んだら、そんなに小さな幸せや気づきを言語化できるのだろう。
青山美智子先生は、やわらかい言葉にのせて力強く愛を伝えてくれる。何気ない日常に散りばめられた小さな幸せに気づかせてくれる。私の心の栄養。

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2026年09月18日

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ネタバレ

小説の名の通り、この本を読んで、前向きな自分に回復できた。

それぞれの話で印象的な部分はあるが、4つ目の「楽しいか辛いか、やってみないとわからない」と言える子どもの強さやかっこよさ、そして5つ目の「受け取ることも愛情」という視点に、ハッとさせられた。

人は自分がしたことばかりに目が行き、そのせいか「何かをすること」に注力しがちだ。しかし、相手を信頼して、その愛を受け取ることも、素晴らしい愛情表現なのだと気づいた。

また、「実際にどう見えるかは、目ではなく脳が判断する」という部分も印象的だった。すべてのことを真面目に見ようとするのは、傲慢であるし、疲れてしまう。何が大事で必要なのか、そのつど自分で考えることは、情報にあふれた今の時代だから大切だと感じた。

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2026年09月14日

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ネタバレ

カバヒコの撫でた所と同じところが治る。
リカバリーカバヒコ。カバだけに。
楽しくてホッとする話でした。
よくそんな悩み気にすんなよ的な友達が
出てくる話はあるけど
そんな友達は1人も出てこず、
ただ悩みを持った人達の視点がカバヒコに
触る事でちょっと変わったりして悩みがスッと
解消される。そんな話。
悩みの種って意外と自分の思い違いだけ
かもしれないなって思いました。
カバヒコのある公園行ってみたいな。

追記
ママ友界隈ってなんであんな陰湿なのかね。
誰も幸せじゃねーよあんなの。

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2026年09月12日

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ネタバレ

ある公園にある遊具カバヒコ。カバヒコの自分の悪い所、怪我や病気治したい所と同じ部位に触れると良くなるという噂がある。
悩める何人かがその噂を聞いてカバヒコに会いに行くお話。
全部良かったけど「勇哉の足」「和彦の目」はお気に入りです。

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2026年09月05日

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ネタバレ

登場人物が悩みを抱えながらも、
自分と向き合ったり、周囲とのやりとりの中で、
前向きになっていくところが良かった。
読み終えた後に、癒される本だった。

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2026年09月03日

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ネタバレ

編集後記を読んで文庫本の表紙を見ると可愛くてカバヒコに会いたくなった。文庫本購入時に書店にてブックカバーをかけていただいたので表紙を見ていなかったのだ。さっそく、QRコードを読み込んで壁紙に。リカバリーしたいことを解決するのは自分なのだが心の支えとしてカバヒコがいると思うとうーんと楽になる。カバヒコみたいなアニマルライドがあったらきっとリカバリーしたいところをなでにいくだろう。

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2026年09月20日

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ネタバレ

人間の体は、回復した後、前と全く同じ状態に戻るわけではないんだ。病気や怪我をしたっていう、経験と記憶がつく。体にも心にも頭にもね。回復した後、前とは違う自分になってる。

チャレンジじゃなくてアレンジしましょう。

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2026年09月07日

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ネタバレ

傷ついた後、変わりたいと願いながらカバヒコを撫でる各話の登場人物たちはどのお話でも、周りの人たちの助けを借りながらも、人任せではなく自分の力でリカバリーしていると感じた。
彼らのスイッチは神社へのお参りみたいな仰々しいものではなく「身近でどこか親近感のあるカバヒコの前で自分を省みること」というのがかわいらしく、自分も身の回りのアニマルライドを探すようになってしまった。

第4話に登場する、整体師の伊勢崎さんのセリフ

p.174〜175 「ちょっと違うかな。人間の体はね、回復したあと、前とまったく同じ状態に戻るというわけじゃないんだ」
「病気や怪我をしたっていう、その経験と記憶がつく。体にも心にも頭にもね。回復したあと、前とは違う自分になってるんだよ」

これがどのお話にも通じて染みているように思う。
変化は以前の自分を失うことじゃない、と言ってもらえているようで、柔らかく、変化を恐れずに今の自分を見つめていきたいと思わされる一冊だった。

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2026年09月17日

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