あらすじ
「大文字」で賑わう京の夜、鴨川東岸で石田千草が毒殺された。――千草は、夫和也の不倫の相手? 疑惑をいだく池上夕子は、親友の麻衣子、アリサとともに浮気調査のため京都を訪れた。ところがその夕子も毒死! 和也の不審な行動……ラベンダーの花言葉は「疑惑」そのままに、事件は謎を深めていく(表題作)。紅梅、秋海棠、百合、バラ。花が鍵を握る華麗な推理小説。
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Posted by ブクログ
短編集。
ラベンダー殺人事件
紅梅屋敷の殺人
秋海棠の殺人
薔薇のアリバイ
スターガザールの殺人
山村美紗は、京都を中心に、文化、風俗を描写するのがうまい。
キャサリンが主人公のものは安心して読むことができる。
我が儘なところは山村美紗そっくりなのだろうが、
優しいところもきっと一緒なのだろうと思う。
Posted by ブクログ
花が鍵を握る物語ばかり集めた
ノンシリーズの短編集だけど
6編中5編は、キャサリンもの。
どれもおもしろいと言えばおもしろい。
ただ、花モチーフで集めたせいかどうか
事件の動機が不倫とか
痴情のもつれネタばっかなんですが!
『紅梅屋敷の殺人』が一番
「京都」な感じで好みでした。