【感想・ネタバレ】まだ死んでいるのレビュー

あらすじ

メゾン多摩由良五階の空室に死体が転がっている。不動産屋と客が知らせに駆けつけるあいだに、なんと死体が消えていた。目の錯覚か。そうではない。死体は地下の駐車場で見つかった(!?)。以後、あちこちから死体が現れて、また消える。この奇妙な事件に滝沢紅子と青年探偵団が挑戦! 著者が死体消失の仕掛け(トリック)で読者を魅了。

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Posted by ブクログ

「マンション探偵滝沢紅子」シリーズの長編第2弾。

メゾン多摩由良の空き室を訪れた不動産屋と客二人が死体を発見しますが、彼らが警備主任に連絡して部屋にもどってみると、忽然と死体は消え失せていました。さらに、マンションの住人の兼坂という男や平岡民雄までもが、死体を見かけるもほんのわずかな時間その場所を離れているあいだに死体が消えてしまうという出来事がつづきます。

直感猛進のタミイ、国文学研究者の春江、天才美少女の美智留といった主要なキャラクターが魅力的で、ユーモア・ミステリ寄りの作風ですが、随所にミステリ史や文学作品などへの言及が見られるのもたのしみのひとつです。

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2019年08月02日

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