あらすじ
イラストレーター・森泉風子は、不思議な会員制喫茶店への特別招待券を手に入れた。そこでは、誰にも話せない秘密をひとつ、店員に話さなくてはいけないというのだ。その店員というのが……見た目は可愛いぶたのぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶただった。客たちはみな、ここで心の荷物を下ろし、新しい人生へと踏み出す勇気をもらってゆく――。
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Posted by ブクログ
読み終わりました。
良かった……
私も、ぶたぶたさんと色んな話をしてみたいなと思ってしまうほど
続きはどうなるんだろうと物語に引き込まれました!
右京さんという名前が出たとき
つい「相棒」を思い出しました。
雰囲気や謎なところが似ているような……なんて( 〃〃)
いたずらっぽいようなことを言うところとか
何かが見える見えないというお話は、
一瞬「夏目友人帳」を思い出しました。
最初、ぶたぶたさんを見て倒れちゃって
読んでいる私も心配で
でも最後は……ラストに繋がるんですね☆
想いはすごいな
強いな・・・と思いました。。
ほんと奇跡のような出来事であたたかくなった
もし、小さい頃から一緒にいたら
何かが変わっていただろうかのセリフ。。
私もうんうん!と頷きながら読んでました(^o^;)
何かが変わっていたのかなって
このまま会えなくなるんだな・・・寂しいと。。
風子のエピソードも、最初は色々とあったけど
良かったな。。
『突撃シンドローム!』。。どんなストーリーなのか読んでみたくなりました(#^.^#)
あとぶたぶたさんがモデルのお話も。。
とても気になりました♪
アップルパイ、美味しそう!食べてみたいな。。
アイスのせて食べると美味しいということが分かり私ものせて食べてみたくなりました(*^O^*)
ぶたぶたさんが作る
デザートみんな美味しそう☆
喫茶店行ってみたくなりました( 〃▽〃)
なんか上手く言えないけど、
ぶたぶたさんが作る料理を食べると
今までの気持ちが浄化されていくというか、
前向きになれるというか。。
読んでいてそのように感じました。
このぶたぶたさんシリーズの登場人物は、
ぶたぶたさんに会うことで色々なことが起こっていて、人生も少しずつ変わっていって
そう色々なことを考えたら
ぶたぶたさんの存在ってすごいなと思いました!
とろっとろのアップルパイ、本当にあったらいいな
表紙。。ひょっこり顔を出しているのかわいかったです!
Posted by ブクログ
目次
・キリ番とアップルパイ
・お守りの代わりに
・賢者フェルナンド
・雪の夜
・消えていく秘密
今回は会員制喫茶店の店員になったぶたぶたさん。
会員制と言っても高級店だというわけではなく、あまり客を増やしたくないという、オーナーの妙なこだわりのため。
ぶたぶたさんはそこ(3号店)で、コーヒーを淹れたりスイーツを作ったりしている。
秘密を話せ?――それはオーナーが勝手に言ってることだから、気にしなくてよし。
だけどぶたぶたさんの人柄に触れ、親しくなってくると、誰にも言えない秘密、一人で抱えている秘密を話してみようかな…という気になってくるのがお約束。
今回本当に深刻な秘密を抱えていたのは、会員ではなく、会員である少年のお兄さんの婚約者だった。
小さいころから人には見えないものが見える。
だけどそれは、「人に言ってはいけません」と両親に言われ、逆に彼女の心に強く住みついてしまった。
見たくないもの、見えてはいけないと思い込まされてきたものから目を逸らし続けているうちに、無意識に自分を追いつめてしまっていた彼女。
とても、とても勇気のいることだったであろう、それを向きあうこと。
彼女はたった一人でそれを決意した。
ぶたぶたさんをお守りに。
婚約を解消してまで。
面白かったのは『賢者フェルナンド』
売れっ子イラストレーターが誰にも内緒で、自分が好きな世界のマンガを描いてネットにあげていた。
誰にも教えていなかったのに、気づいたのは中学時代の漫研仲間だった。
これ、悪意の話かと思って読んだのだけど、普通に昔の友だちと交際を再開させて、普通に懐かしくて、でもちゃんと互いに大人になっていて、とても良かった。
すぐ悪く勘繰るの、良くないね。
連作短編の体をなしていますが、長編と言ってよいでしょう。
ちゃんとみんなが収まるべきところに収まります。
特別なハッピーもなければ、特別な悲劇もなく。
あるがままにぶたぶたさんはそこにいて、全て世はこともなし。
Posted by ブクログ
この本の中にはたくさんの矢崎先生が居るんだろうなといつも思う。(ご本人はそう思われたくかもしれないけど)たくさんの感情とたくさんの小さな幸せがあって、ぶたぶたシリーズはとてもすき。
Posted by ブクログ
「秘密」を話すと会員になれる喫茶店の3号店。
そこで働きながらお店に出すスイーツを作っているのが今回のぶたぶたさん。
秘密なんて話さなくていいというぶたぶたさん、でも彼の持つ雰囲気についつい秘密を話してしまっている会員たち。
彼らがひかれてくる原因の一つに店で提供される「アップルパイ」。
オーナーが夢で見て食べたいと願ってたものをぶたぶたさんが実現させたメニュー。この描写がすっごくおいしそうでたまらない!
私も会員になりたい!