【感想・ネタバレ】戦争の条件のレビュー

あらすじ

アラブの春を皮切りに、中東情勢の先行きがますます混迷の度合いを深める一方、尖閣諸島、竹島、北朝鮮の核開発をめぐって、東アジアでもかつてない軍事的緊張が高まっている。戦争はあってはならないという考えに反対する人は少ない。しかし、信頼できない外国政府の行動を押さえ込むために軍隊は必要だと考える人も多い。平和を壊すのも平和を保つのも軍隊であるという国際政治の逆説のなかで、私たちはいかにして判断し、行動すべきなのか? 戦争の条件を考え抜くことで、逆説的に平和の条件に至る道を模索した、もっともリアルで読みやすい国際政治学の入門書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本の立場で考えると硬直する事も、A国B国と条件を提示されると少し俯瞰した位置から考える事が出来、相手国を思いやれるような気がした。こういう事が国際政治の、戦争回避の条件だと思った。とても分かりやすい国際政治の授業だった。

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2014年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

国際社会で戦争や紛争がなぜ起こるか、どう防ぐのか、なにをするのが正しいのか考える本。考えるってのは、藤原さんが答えを出してるのではなく、ケーススタディ方式で問いかけをし、答えってないんだよ、ってことを示すのがメインの目的だからです。

こと国際問題になると意識してるしないに関わらず感情や意見に支配された妄言じみた議論が展開される世間ですけど、そもそもどんな状況であっても絶対的に正しい指針はなく、それに拘ることは思考放棄と同じだとのこと。

答えがない中で少しでも良い状況を必死で考えていかなければならない。その考え方の一部を紹介しています。

ページは少ない中でも、国際問題に関する知識と豊富に紹介されてるのでお得です。簡単そうにみえて、結構文章難しいけど•••

歴史認識に対する考察部分は、日本中国韓国の関係に一家言あるひとは読むといいです。感情をできるだけ捨てて。

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2013年07月07日

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