あらすじ
二〇世紀は戦争の世紀であり、一国の命運はしばしば独裁者の手に委ねられた。だが独裁者の多くが晩年「神経の病」に冒されて指導力を発揮できず、国民を絶望的状況へ導いたことはあまり知られていない。彼らを襲った疾患とはいかなるものだったのか。政治的指導者から作曲家、大リーガーまで、多彩な著名人を取り上げ、貴重な映像と信頼に足る文献をもとにその病状を診断する。神経内科の専門医がエピソード豊かに綴る二〇世紀史話。
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Posted by ブクログ
ウィルソンが自分で国際連盟を提唱しながら、
アメリカが加盟しなかったということを
小学生で習ったとき、その一貫性のなさに、
「えっ」となったが、
その期間にウィルソンは脳梗塞で倒れていたという。
歴史の登場人物たちも人の子で病気になるわけで、
疾患を切り口に歴史を見るのは、面白い!
ヒトラー→パーキンソン病
レーニン→脳梗塞
スターリン→脳出血
毛沢東→ALS(パーキンソン合併?三山型?)
ウィルソン→脳梗塞
フランクリン・ルーズベルト→ポリオ、ビンスワンガー病
田中角栄→ベル麻痺
レーガン→アルツハイマー病
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
20世紀は戦争の世紀であり、一国の命運はしばしば独裁者の手に委ねられた。
だが独裁者の多くが晩年「神経の病」に冒されて指導力を発揮できず、国民を絶望的状況へ導いたことはあまり知られていない。
彼らを襲った疾患とはいかなるものだったのか。
政治的指導者から作曲家、大リーガーまで、多彩な著名人を取り上げ、貴重な映像と信頼に足る文献をもとにその病状を診断する。
神経内科の専門医がエピソード豊かに綴る20世紀史話。
[ 目次 ]
震える総統
言葉を失ったボリシェヴィキ
主席の摺り足
大統領たちの戦死
芸術家、大リーガー、兵士
20世紀のファウスト博士
映像の中のリーダーたち
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 参考となる書評 ]