あらすじ
京の老舗の道具屋の養子、市原眞生は高校2年。店の跡取り問題で悩みながらも、日本画家になる夢を捨てきれずにいる。そんなとき、店の上客としてやってきた東京の青年実業家・高林から、京都の案内を頼まれた。さまざまな名所を一緒に巡るうち、眞生は大人の優しさと包容力を持つ高林に惹かれてゆくが…。
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Posted by ブクログ
つらいなぁ、こういうの。
“男だから”“女だから”って区切られるのも腹立たしいけど。
敷かれたレールの上を歩かなきゃならないのも辛い。
レールを敷かれてない時は、敷かれたレールが羨ましくてしょうがないけど。
やっぱり、敷かれたレールも辛いもんだと思うよ。
結局、どれだけ自分の夢を実現したいかってことが一番大事で。
あれもこれは無理なんだ、と僕は改めて思った。
何が正しいのかわからない中で。
眞生の悩みは当然だと思うし。
その中で答えを出したのはすごいと思うよ。
悪くはない話だった。