【感想・ネタバレ】幸福立国ブータン : 小さな国際国家の大きな挑戦のレビュー

あらすじ

国民の97%が「幸せ」と答える国ブータン。国王の定年制を設けた立憲議会制民主主義国にして、GNH(国民総幸福)を掲げて積極的に世界に発信する国の姿を総合的に紹介する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

学生の頃、世界が平和になるには?という問いにいつも宗教をなくすこと、と自信満々で答えていたものですが、何だかこの本を読むと、それもどうなのか、と考えてしまった。
宗教が平和をもたらすパターンもあるのだなあ、と。
また、無宗教国歌とはいえ、仏教のことをあまりにも自分知らなさすぎだなーと感じた。
GDPのような物質的なものではなく、Gross National Happinessという目には見えないものに対して確実な成果を出しているブータンは本当にすごい。
ものや情報に溢れる日本には手に届きそうもないけれど、見習わなくてはいけない大切なものをたくさん持っている国なのだということを、今回のワンチュク国王の来日をきっかけに、こういう本を読んで学べたことに感謝したいです。
第5章のブータン人の幸せ感は現地の人の生の声をまとめたものなので、非常に説得力があった。

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2011年11月26日

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