あらすじ
著名人の豊富な事例に学ぶ、心伝わる話し方。
話し方のプロ、草野仁が話し方の全てを公開します! あいさつから始まって、初対面の人との接し方や、苦手な人と話すコツ、謝り方、雑談力、スピーチ、部下を鼓舞する方法など、「話す力」をつける様々な方法を、著名人のエピソードを交えて紹介します。
例えば、著者の心をつかんだ吉永小百合さんのあいさつ、浅草キッドさんに学ぶうまい話の広げ方、黒柳徹子さんの雑談力、心を打たれる松井秀喜さんの言葉、関取・若の里関の心温まるスピーチなど、豊富な事例が満載です。
さらに、著者がワイドショーのキャスター時代にリポーター達に「草野流の話し方」で鼓舞して、オウム事件の真相に迫った話など、ここだけの話も満載。読んで面白く、役に立つ1冊です!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
テレビキャスターの草野仁さんが話すことについて自身の仕事の経験を交えて解説された本。話す力とは、自分の考えを正確に相手に伝えることである。そして誰でも経験を積めば習得することができるスキルだ。
Posted by ブクログ
『話す力』は、まさに「聴く力」。
本書のほとんどは、聴くスキルに関するものでした。全く同感です。
これほどまでに「聴く」に徹していれば、話すスキルを意識しなくても、聴衆や相手は満足してくれると思います。
それほど、聴くスキルは重要だということです。私もそう思います。
話す力は、「言い分をわかってもらうためのひと工夫」。否定や命令では、人は動かない。
ホント、交渉は言い方一つですよね~。
また、「話す力」だけあって、文書にしてもやはりわかりやすく、あっという間に読めました。エピソードなどを交えて、興味を引く構成になっている辺りも、「話す力」についての説得力があると感じました。
ただ、日頃から、コーチングや傾聴を意識している人にとっては物足りないかもしれませんね。
とはいえ、
「話す力」(聴く力)とは少し離れた記述もありましたが、またそれも含蓄があり、気を引き締め直しました。
・失敗の原因を検証する
・人より頑張れば、いい仕事ができる。すると目標をさらに高く設定するようになる
今日からまた、ガンバロー!!
Posted by ブクログ
「世界不思議発見」でお馴染みの草野仁さんが著者。キャスター歴46年とのこと。
挨拶の仕方から始まり、目上の人、初対面の人、苦手な人との対話の仕方、など。
雑談力の項目では、黒柳徹子さんのその底知れない記憶力を取り上げ、そして大事な話をするときは、具体的な数字を出すことが良い、とのこと。確かに、数字を挟みながら話す人って、不思議と説得力がある。
上沼恵美子さんの「自分イジリ術」も良い。自分自身、自慢話をする人が苦手で、引いてしまう節がある。卑屈なのも問題だが、うまく自分のことをイジリながら話す人は、好感が持てる。
効果的にキャッチフレーズやたとえ話を使う、という技も身につけたい。
また、結婚式でのスピーチのヒントの項目も草野さんならではの考察が面白い。
本当に様々な具体的な実例を掲載していているので、心に響くし、単純に面白かった。
そう感じたのは、草野さんのあのキャラクターを知っているから、ということも大きい。
何故なら、私は押し付けがましい自己啓発系の本があまり好きではない。だけど、草野さんを知っているからこそ素直に受け入れられたのかも。
そして黒柳さんの努力家の一面には感服させられた。「世界不思議発見」に毎度出る際に、事前にそのテーマについて猛勉強をして知識を吸収してから本番に挑むらしい。80代なのに、新しいものを貪欲に吸収しようというその心意気は、本当に素晴らしい。
私も仕事を言い訳にせず、自己研鑽頑張らなきゃな。