【感想・ネタバレ】十七歳で考えたことのレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

ぼくも登校拒否少年だった。だが、あの一年間が全ての出発点だった――30年前の孤独な高校時代の、切実な悩みを振り返り、現代のもの思う青春に語りかける、芥川賞作家の書き下しエッセイ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この本を購入したのは、大学1年生の時
年は、著者が描いた世代と同じくらいだったのではないかと思う。

著者の自伝的エッセイ

高校生時代に、1年、東京拒否をした経験を持つ著者、
当時を振り返りながら、その時の、想い、感情、状況、孤独とやりきれなさを書き下ろした1冊

自分の高校生時代を思い出しながら、考えながら読んだ1冊

0
2018年10月28日

Posted by ブクログ

読み始めてすぐに、良書であることを知る。
感触というか直感というか、どんどんはまる感じがびしばし。
こういう本と出会うのは久しぶりです。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

三田誠広さんの『僕って何?』が芥川賞を受賞したのは私が大学の時だった。それ以来,ほとんど彼の本を読んでいなかったが,『十七歳で考えたこと』というタイトルにひかれて読んでみた。
彼は高校時代一年間学校を休んだ。今でいう不登校だ。彼は文学の世界にのめり込み,本を読んで読んで読みあさった。ドストエフスキー・ツルゲーネフ・キュルケゴール・パスカル・・・。彼は文学ばかりでなく哲学書も耽読していった。
十七歳の頃,自分も不安定だった。いつも「いかに生きるか」ということと「恋愛」や「友情」について悩み,苦悶していた。だからこそ,音楽や文学そして哲学にのめりこんでいった。レベルは全然ちかうけど・・・。今,あの頃読んだ本を読めと言われてもたぶん読めないだろう。『三太郎の日記』『ジャン・クリストフ』(ロマン・ロラン),亀井勝一郎,柴田翔,福永武彦。三田さんの言うとおり,わらをもつかむ思いで本を読んでいたから,読めたんだろう。
三田さんは,一度も話したことのない女の子からもらった「帰ってきて」というバースデーカードがきっかけで復学した。その人こそ,高校の入学式の時,一目惚れした人であり,今の奥さんだという。劇的な出会いってあるんだなあ。それに比べて・・・。いや比べてはいけない。

0
2019年01月04日

Posted by ブクログ

著者は17歳のころ、高校を一年間休学し、処女作を書き上げた。その頃どっぷりと浸かった読書生活の中で得たものについて、非常に読みやすく書き綴っている。それはタイトルと同じ年頃の読者を想定してのことか。
パスカル、キルケゴール、イエス・キリスト、釈迦といった思想的なものから、ドストエフスキー、梶井基次郎、埴谷雄高の物語へ。

0
2013年10月27日

「エッセイ・紀行」ランキング