あらすじ
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中学三年生の北沢良一は、ある日、野球部のエースで四番の羽根木徹也に、試合のビデオ撮影を頼まれる。治らない病気で入院中の幼なじみ上原直美に見せるためとも知らずに――。純粋な友情と恋を描く。
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Posted by ブクログ
『あたしと、心中しない?』直美の言葉が、耳もとをかすめた。
原口統三のことを考えた。長沢延子と奥浩平のことも考えた。たぶん彼らには、こんなふうに生きたいという、理想があったはずだ。その理想と、現実の自分との距離が、彼らを死に追いやった。
ぼくの理想とは何だろうか?
理想と現実のギャップについて。ここが1番心に刺さった。
あと、お父さんの最後の独白。『直美が生まれてから15年間が本当に幸せだった』
からかい上手の高木さんみたいな話かと思ったら、四月は君の嘘の方だった‥
Posted by ブクログ
作者の名前と『いちご○○』から、学生運動の話かと思っていました。
なんと、1990年という比較的最近の中学生の話でした。(でも30年以上前)
でもね、やっぱりちょっと古いと思いました。
まず、難病感動系というのが、今でも人気コンテンツなのかもしれないけれど、古い。
主人公は中学生だというのに、愛読している本が『二十歳のエチュード』とはまた、古い。
1990年代の中学生が実際はどうだったのかはわからんけど、同じ学校の女子生徒のことを女生徒と言うかね。
太宰かって思ったわ。
「女子たち」とかじゃないのかなあ。
あと、コンビニのことをコンビニエンスストアって、あの当時の大人は言ってたけど、そろそろ若い世代からコンビニと言ってたんじゃなかったかな。
まあ、時代が変わろうと、中学生は自分の将来に悩み、「僕って何?」って悩むもの。
そういう意味では、じれったいほどに主人公の良一はこじらせ中学生でした。
でも、だからこそ、難病感動系は不要と思う。
作者の腕があれば、そんな設定がなくても小説が書けると思うがなあ。
ちなみにタイトルの『いちご同盟』とは、15歳男子二人の同盟のこと。