あらすじ
古代の感受性をとりもどす
強靭な持続力をもつ折口民俗学
その思考のマトリックスを中沢新一がよみがえらせる
古代を実感することを通して、日本人の心の奥底を開示した稀有な思想家・折口信夫。若い頃から彼の文章に惹かれてきた著者が、その未来的な思想を鮮やかに描き出す。「自分が読み続けてきた折口信夫の学問をまるごとつかみとり、その中から二十一世紀の日本人の思想として生き続けるにちがいないと思われる、彼の思想のエッセンスを取り出す」(本文より)。あらたに2編を増補し文庫化。解説 持田叙子
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Posted by ブクログ
マレビトが好きです。
南方を故郷と思い、海の向こうからマレビトが来る。
来ることによって、地域に活力がうまれる。日本人における神は外から来る、という考え方をした折口信夫と、神は祖霊であるとした柳田國男の主張が真逆なのは面白かった。
折口信夫は南の神、柳田國男は東北を見ていたから、というのはないかな。
東北の人は神様が南から来る、という感覚はないんだよね。マレビトって沖縄とか海に囲まれた地域に住む人の考え方な気がする。
北東方にはなまはげがいるけど、自分が東北人なせいかなまはげってマレビト感を感じない。お面とかもうチープでつまらないなと思う。ボゼとかほんとすごい。
内容はとても平易で読みやすい。
とにかく中沢新一先生の折口信夫愛に溢れていて、折口信夫の入門紹介本と考えるとさらっと読めておすすめ。