あらすじ
クラウド時代とソーシャル革命を、いかに勝ち抜くか? 電子書籍をコアとする端末戦争、ソーシャルメディアの躍進、クラウドサービスの急成長、そして近づく次世代スマートイノベーションの足音……。アメリカのIT企業が世界を席巻するなか、日本のコンテンツ産業を振興させるために、21世紀の知的財産制度はどのように変わるべきなのだろうか? 事業家の立場から出版、映画、ゲーム、音楽などに深く係わり、さまざまな著作権の現場に立ち会ってきた著者が、自身の論考と、ドワンゴ・川上量生氏、MITメディアラボ・伊藤穰一氏、作家・立花隆氏たちとの対話を通じて、著作権の現在・過去・未来を徹底的に検証する渾身の1冊。
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Posted by ブクログ
出版業界への黒船襲来に関し、KADOKAWAの総帥が書き下ろした書籍。
著者の著作権法に対する理解の深さにも驚くが、
だからこその出版社への著作隣接権の付与といった活動につながってゆくものだと思う。
もっとも、いちばん興味深かったのは、中山信弘氏と伊藤穰一氏との対談。
前者は著作権法の限界について、後者は権利を持つことの限界につて、
それぞれ語ってくれていて、示唆に富んでいる。
Posted by ブクログ
類書とは異なる視点で著作権を捉えており、非常に興味深かった。
角川だからと思えることも結構あった。
考えると、いろいろ難しいなと思うが、今後の変化には注意をしていきたい。