【感想・ネタバレ】孤独な散歩者の夢想のレビュー

あらすじ

ルソーの「幸福論」

「この地上では、すべてが絶えざる流転のうちにある。そこではなにひとつとして一定不変の固定した形を持ち続けるものはない。だから、この世で得られるのは、せいぜいすぐに消え去る喜びでしかない。永続する幸福などといったものを、この世で味わう人がいるとは思えない」
迫害のなかで「地上に一人きりになってしまった」ルソーは、もはや人間や社会の変革に希望を託すことはない。湖の岸辺に腰を下ろして、寄せては返す波の絶え間ない単調なリズムに、自身の存在=運命を感じ、また幸福を見出す……
こうした自己の存在のほかいかなる幸福も感じない徹底的な自己充足の境地は、「絆」の素晴しさが自明視される今日、新たな意味をもって迫ってくる。『マルゼルブ租税法院院長への四通の手紙』を収録。訳者と川出良枝東大名誉教授の解説を付す。

【目次】
孤独な散歩者の夢想
第一の散歩
第二の散歩
第三の散歩
第四の散歩
第五の散歩
第六の散歩
第七の散歩



マルゼルブ租税法院院長への四通の手紙
第一の手紙
第二の手紙
第三の手紙
第四の手紙
訳者解説 孤独な散歩者の夢(佐々木康之)
訳者解説 マルゼルブ租税法院院長への四通の手紙(佐々木康之)
解説 ジュネーヴ市民から孤独な散歩者へ(川出良枝)

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Posted by ブクログ

ルソーの生きた時代のことを度外視して、今の目から見るとなんだか普通のことを言ってるような気がする。
人間が好きだと言いつつ、人間との交流は嫌う。
ルソーはそれほど良いやつそうには見えないが、自己認識としてはとても良いやつらしい。
私はできれば内面と外面を一致させたいので、ルソーみたいに分離しすぎると大変そうだと思う。一致させたいというか、そもそも分離していると考えていないのだけど。分離させるのは言語操作だろうと思う。

自然を目的から切り離して観察することの快楽が書いてある第7の散歩が好き。その次は第2。突然犬が走ってくる。

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2026年01月11日

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