【感想・ネタバレ】シークの罠におちて 愛を拒むプリンス IIIのレビュー

あらすじ

憎しみを忘れられないのに、
あなたを求めずにいられない。

人道支援活動のため国外へ出ていた砂漠の国ジュダールの王女ジャラは、突然兄に呼び戻され、不安を胸に帰国した。もしや母国の存亡にかかわる一大事が……?すると王宮では、思いもよらぬ人物が彼女を待っていた。サラヤ国王子、モハブ。かつてジャラの心をずたずたにした男性。彼がなぜここに? 6年前ジャラはモハブと出会い、熱い恋におちた――そんな彼女をモハブは弄び、紙屑のように捨てた。甦る屈辱に震えるジャラ。だが、兄の口から信じ難い事実が告げられる。ジュダールとサラヤが戦争に突入するのを阻止するには、二人がただちに結婚する以外ないのだと――。■愛憎相半ばする究極の恋!! 王の命により結婚を余儀なくされた
プリンスたちを描く、オリヴィア・ゲイツの3部作〈愛を拒むプリンス〉最終話をお届けします。激しい愛の世界をご堪能ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

愛することに情熱的なのに、何故か臆病なプリンスがスパイから、予期せず王になった。
砂漠の国の王となった彼のため、彼を愛していながらも身を引くヒロイン。
最後に、何故、彼女が身を引こうとするか、彼の愛を受け容れられないふりをするのかー。その理由が明らかになる。
実は、彼女は以前、彼の子を妊娠していたのに妊娠後期で事故に遭い、子どもを失ったからだ。正しくは、早産が原因で二度と子どもを望めない身体になったからだ。
王として即位した彼には、王位を継ぐべき世継ぎが必要だと考えてのことだった。
何とも切ない理由。
結局、ヒーローは涙ながらに彼女の告白を聞き、それでもなお、彼女を必要だと懇願する。
彼女も彼のその深い愛に打たれ、共に生きることを決意したところで物語りは終わるがー。

願わくば、二人の間に奇跡が起きて、新しい生命を授かったであろうことを祈りながら、感想を締めくくりたい。

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2025年07月09日

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