【感想・ネタバレ】好きなことに、バカになるのレビュー

あらすじ

日本が世界に誇る科学者の、
ものごとの本質をつかむ思考法とは?

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」「爆笑問題のニッポンの教養」に出演し、大きな反響を巻き起こした材料科学者・細野秀雄氏による渾身の一冊!
これまでに、高性能なガラスのトランジスタ(半導体)の発明、セメントの金属化(電気の流れるセメントの発見)など、科学界の常識を覆す発見を続け、世界から注目を浴びてきた著者。特に近年の、「鉄」系超伝導物質の発見という功績は大きく、その発見を報告した論文は2008年に「引用件数」で世界一を記録するという快挙を成し遂げています。

ではなぜ、著者はそれほど大きな発見を連発できるのか?
また、うまくいく人とそうでない人は、いったい何が違うのか?

その答えのひとつが「好きなことに本気になること」です。
著者は、「新発見は、あるチーム、ある人物に集中する」と述べていますが、好きなことをとことん突き詰めた人には、成功するための「考え方」が身につくのです。
そこで本書では、独自の道を究めた著者だからこそ見えてきた、「ものごとの本質」をつかむ思考法と、世界的発見にいたる数々のドラマをご紹介いたします。
世界が注目する発見は、いったいどうやって生まれたのか?
あなたも、歴史的発見の目撃者になってみてください!

【本文より】
○人生にきらいなことをしているヒマなどない
○議論は怒鳴り合うくらいがちょうどいい
○迷ったときに「動ける人」がうまくいく
○なぜ「おめでとう」ではなく「ありがとう」といわれたのか
○偶然に頼る人は失敗し、偶然を活かす人は生き残る
○一年に一日だけ世の中の役に立つことを考える
○「ものづくり」という言葉は大きらい!
○幸せは「消去法」で見えてくる

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Posted by ブクログ

材料屋さん?の細野秀雄さんの本。
節々に名言が散りばめられていて、アカデミック出身として深くうなずける部分が多い。

著者の信条で
”All or something”
失敗しても必ず何かが残る、ならば挑戦する意味はある、
という考えがとても気に入った。

また静摩擦係数>動摩擦係数であり、
動くまでのそのときが一番力を必要とするが、
むしろ動き出せば摩擦は減る、
そして動いているからこそ失敗に対する修正をすることができるなど、
アナロジーを用いた説明にはとても納得した。

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2011年04月16日

Posted by ブクログ

NHKなどで彼を初めて知り、始めは好きなことだけただ淡々とやっている本物の専門バカなのではないかと思った。

しかしこの本を読んで、彼が真摯に研究に取り組み、そして科学の発展につなげようとする姿勢を感じたので、
同じく科学に携わっている者として学習、共感できた。

何より、彼がモットーとする、
all or something
という、研究結果から何かを発見して次につなげようとする「姿勢」に、
研究成果を上げるためには、チャンスを逃さないゆみない努力と、蓋を開けてみると何が出てくるかわからない材料科学の分野で特に必要とされるであろう洞察力が必要なのだと感じた。

また、科学技術が分野毎にもっと深く掘り下げられて洗練されれば、科学は発展して行き、社会で解決が叫ばれている問題によりクリティカルなアプローチができるはずだとしている。環境問題などで科学発展の功罪も叫ばれている中、敢えて科学の側から真っ向に対策を考えていく気概に、非常に興味を持った。

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2010年05月01日

Posted by ブクログ

すきな事に一生懸命になれ

研究には革新的、改善的の2パターン

諦めないを貫く

ものづくりという言葉はキライ。虐げられてる気がする

就活より研究やれ

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2010年04月02日

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