【感想・ネタバレ】昔、言葉は思想であった 語源からみた現代のレビュー

あらすじ

経済、社会、政治そして文化にかんする108個のキータームの語源をたどり、言葉の病理が現代を煩悩に落とし入れていることを明らかにする。死せる情報に抗して生ける教養を!

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Posted by ブクログ

西部先生はこの本でケリをつけました。

それは近代という時代を懐疑せず、
でたらめな妄言を吐き続けてきた知識人に対してです。

西部先生は、この本で言葉の正当な意味を示し、
いかに現在使われている知識人の言葉が
社会に混乱を引き起こしているかを明らかにしています。
これまで知識人が妄想し設計してきた思考の前提が
暗に明にぶったぎられているわけです。

絶対に読まなくちゃいけません。

僕みたいに、哲学の世界から程遠いような人間が、
どのように考え状況に応じていくかを考える上でも勉強になるので、
そういう人たちにも絶対おすすめです。

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2012年03月18日

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