【感想・ネタバレ】よくある学級のトラブル解決法のレビュー

あらすじ

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よくある学級のトラブルといったら,どんなことを思い浮かべますか?
本書では,「いじめ/不登校」「仲間はずれ」「保護者からの苦情」「崩壊学級」の4つの事例から,トラブル解決の手順と考え方を明らかにします。だから応用できるのです。一番大切なことは,子どもたちとの信頼関係。そのためにはどうすればいいでしょう?

★★ もくじ ★★
よくあるトラブルその1~いじめ・不登校
・〈いじめは正義から起こりうる〉という考え方(山路敏英)
・〈イジメられる側〉にも立つ,〈イジメる側〉にも立つ,
そして,イジメ方も教える(小原茂巳)

よくあるトラブルその2~授業についての親からの苦情
・深夜に届く苦情のメール(伴野太一)
・苦情に対してなぜ「ありがとう」なのか(小原茂巳)

よくあるトラブルその3~グループからはずれた子が現れたとき
・バスの座席が決まらない!(小川洋)
・トラブル解決のための3つの原則(小原茂巳)

よくあるトラブルその4~教育困難学級での授業
・教師が〈崩壊〉しないために(佐竹重泰)

「アキラメの教育学」入門
・〈どっちに転んでもシメタ〉の発想と選択肢(小原茂巳)

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Posted by ブクログ

 本書は,書名通り最近の学級でよくあるトラブルに対する教師のつきあいかたの方法が書かれています。
 というとハウ・ツー本のようですが,そうではありません。子どもたちの問題は大変個性的でひとつひとつ違います。だから「不登校にはこれ」「親からの苦情にはこれ」といった解決策がすぐにあるわけではありません。
 が,そんな個性的な現象が次々と現れる現場にとって,本書が役に立つと思うのは,不登校やクレームやいじめなどが発生したときに寄って立つ教師の「それらの<問題>の捉え方」「姿勢」が的確に述べられているからです。
 本書のまとめ役である小原茂巳さんは「苦情に対して なぜありがとうなのか」と書いています。このタイトルを見ただけで,「これはちょっとちがうぞ?」と思いませんか。
 すべての悩む教師達に読んで欲しいです。お薦めです。 

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2011年08月26日

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