感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月19日
中学の時に読んだ小説だったと思う。初めて泣きそうになった小説で、再読した数年前は涙腺が脆くなっていて、泣いた。
恵美の言葉や生き様(?)、由香の人柄や笑顔に憧れる。恵美の言葉は難しいものも多いけれど、いつか分かりたいと思う。
私は、恵美と由香、彼女たちが関わる「ともだち」のお話が特に好き。
「友達」...続きを読むについて、改めて考えさせられた本だった。少ないとしても、心から大事に思える人を見つけていけたらいいなと思う。
Posted by ブクログ 2024年02月09日
「きみの話をしよう」…と語り手が「きみ」の話をしていく物語。友達ってなんだろう…と考えさせられる内容になっている。できれば子供のころに読みたかったな…。
ひとつひとつは短編の物語になっているけれど、全て主人公の恵美に関係のある人の話で、語り手もまた恵美に関わりのある人ってところが面白かった!恵美と由...続きを読む香ちゃんの関係がうらやましいし素敵だなと思った。
Posted by ブクログ 2024年02月05日
今まで友達だった筈なのにいつの間にか友達じゃなくなってしまう、その人と肩を並べたくても取り柄のない自分にはできない。
ライバルだったのに、親友だったのに、気付いたら追いつけなくなった。
色々な立場の人の葛藤を、その人の気持ちになって体感できたのがとても良かった。
Posted by ブクログ 2024年01月31日
小学生のときに初めて読んで、中学のときも確か一回読んで、今回6、7年ぶりに読み直した。
小中学生のときには感じなかった気持ちになったし、あのときは掬いきれなかった登場人物の想いに気づいた。昔は恵美ちゃんを気難しい子だし友だちになれなさそーと思っていたけど、今読むと「友だち」への解像度が高すぎて何度...続きを読むもハッとさせられたし、由香ちゃんへ向けた友情の厚さ誠実さに泣いた。
共感しやすいのも、昔はどちらかと言うと、いわゆる優等生キャラのブンとかモトとか西村さんとか、そこらへんだった。でも今は三好とか佐藤先輩のほうがわかる。めちゃくちゃわかる。自分のダメさ情けなさが、どんどん剥き出しになって、でもそこに向き合う正しい術がわからないまま、どうにか大丈夫なフリをする。2人に向けられる、語り手の「きみは辛いよな」という語り口が優しくてまた泣きそうになる。電車の中でウルウルしてる成人ヤバやん〜
大人が読むと、というか大人のほうが刺さるかもと思った。また読み直すような予感がする。
Posted by ブクログ 2024年01月15日
めちゃくちゃ泣きました、、
人それぞれの「友だち」の認識があって、どれも正解ではなく、間違いでもないのですが、どれも納得できて面白かったです。
小学校高学年〜中学生はもちろん、大人の方でも学生時代の友だちを思い出して懐かしい気持ちになれると思います。本当によかったです。
Posted by ブクログ 2023年12月23日
私が小説を読み始めるきっかけになった作品。
当時小学生だった私に本を読む楽しさを教えてくれたのがこの本。
とても心を揺すぶられ心に刺さった記憶がある。
この作品に小学生の頃に出会えた自分を褒めたい。
Posted by ブクログ 2023年12月03日
重松清さんの作品は初めて読みましたが、1話目の「あいあい傘」を読んだ時点で、★5を確信しました。
こちら短編連作で、物語は学生目線の友人にまつわる内容ですが、大人が読んでも、心の柔らかい部分が刺激される内容だと思います。
読むと、泣き笑ったり、モヤモヤしたり、痛いほど突き刺さる心情になるというか…...続きを読む
読者は主人公たちの誰かの部分に共感して、きっと周りの人たち(特に若い子)にも勧めたくなる小説です。
読んで良かった。
「ねじれの位置」
平行でもなくて、交わりもしない線。
ジャングルジムでのブンとモトは近すぎず、遠すぎず、ねじれの位置という表現はずるいと思うほど、ぴったりハマります。
「友達になる5分前」って言葉も最高。
「ふらふら」
堀田ちゃんに対して、「自分がつまんないんだったら、やめちゃえばいいのに」という言葉が、私にも刺さりました。でも、こういうピエロみたいなことする時もあったなぁと。
もっと優しくなりたいとか、人の気持ちを推しはかりたいとか、そういうことを物語を通じて強く思わせてくれます。私はこの話特に好きです。
「ぐりこ」
「みんな」という本書のキーワードが出てきます。
「みんな」って、特に学校という閉鎖的なコミュニティにいると意識せざるを得ない怖い言葉だと思います。
「みんな」=「友達」ではない、ということに気づかせてくれる話。
Posted by ブクログ 2023年11月25日
読んでよかった。なんだか自分の幼少期と重なるような重ならないような。確かにクラスにいたような…と複雑な気持ちになった。でも忘れてはいけない気持ちだなとも思ったし、子供にも伝えないといけないと思う。最後は涙が出てきました。
Posted by ブクログ 2023年11月23日
大満足。
誰の心にも弱さがあって、そこから一歩抜け出すきっかけがあって、そこには君の大切な存在がいる。この作品が誰にどのような響き方をするのか正直わからない。少なくとも僕の心はとても暖かくなった。子供の頃に読んだらどんな気持ちになったのだろう?そして実はこの本は姉から借りた。姉は引きこもりだった。姉...続きを読むからはどんな気持ちでこの本を読んだのだろう。素敵な出会いに感謝したい。
Posted by ブクログ 2023年10月10日
泣いた。ちょうど友だちってなんだろう?とか自分って?生きる、死ぬって?って考える頃。
たくさんの きみ の本音や心の中で闘っていること、叫びが詰まってる。周りと比べてしまって自分がわらなくて悩んだり、悔しくなったり、あの頃の自分も経験したし、自分の子供たちも悩むのかなとか思ったり。大人になって気付く...続きを読むまで果てしなく長く感じたあの頃の辛さは今はもうやって来ない。恵美と由香ちゃんみたいな、ブンとモトみたいな、子供でも大人でもない貴重なこの時間を大切に生きてほしいと願うのは親目線かな?
終わり方良かった。
Posted by ブクログ 2023年09月08日
友情に悩んでいた中学生のころに出会った本。
たいせつな友達が1人いるだけでいいんだ
みんな表には出さないけど葛藤しながら生きてるんだ
って教えてもらってから
生きるのが少しラクになった。
そして、それが私の人生の軸になった。
Posted by ブクログ 2023年08月15日
最後は涙が止まりませんでした。
スラスラ読めるし、自分の中にもある感情がどの物語の中にもありました。
モヤモヤした感情も文字で表現されると、ああそういう感情だったのかと、スッと腑に落ちるということがたくさんありました。
友達ってなんだろう、と考えさせられる物語。
正解がわからないから、悩んだりす...続きを読むるのかな。
迷ったりした時はまた再読したい作品でした。
Posted by ブクログ 2024年04月09日
やっと仕事に少し余裕が出来るようになり、朝読書、昼休み読書ができるようになった(*^▽^*)
マメムさんにご紹介頂いたこの本。
シンタロウさんも、重松さんNo. 1と仰っていたので、迷わず即ポチした(^^)
重松清さんの本はね、全部いいですよ。良いこと書いてありますし、読みやすいですし。
でも...続きを読む何故か私は重松清さんが得意ではない(笑)
↑また始まったよ、得意じゃないやつ。
でもご紹介してもらったらね、そりゃ読みますとも。
最初一話読み終わった時に、うわぁ、短編かよ、読めねーーーよ、、、と思ってしまったが、連作短編だった。
良かった(*^▽^*)
連作短編はかろうじて読める(笑)
あらすじは、ブクトモの皆様がとても上手に書いてくださっているので省略する。
懐かしき小学校、中学校、高校時代の記憶が蘇ってくるような、凄くリアルな世界観だった。
そして何より文章が読みやすく、情景が想像しやすい。
娘の国語の教材で重松清さんの作品を読んだことがあったが、内容といい、文章といい、国語の教材向きだなぁと思う。
何というか、優等生過ぎるのかなぁ?
だから私は得意ではないのか??
主人公の松葉杖の女の子にも、イマイチ感情移入できず、そこまで尊敬もできず。。。
良い本なのに、がっつりハマりきれなかった自分が居て、重松清先生ファンには申し訳なくなってしまった。
こんな良書に★5つけられなくて申し訳ないm(__)m
Posted by ブクログ 2024年03月14日
登場人物がみんな言語化能力高すぎる。まあでも、言語化できなくてもなにかふと思ってることはあるし、それをなかなか口に出せないのはそう。
心情描写や行動の描写が丁寧すぎる。あまり想像に幅、余白を持たせない。ドキュメンタリーに近いような雰囲気の作品というか作風なのか。
ただこうして本スタントにティーンの心...続きを読む情描写、その世代に響くものを書き続けられるのはすごい。自分なんかもうすでにその感覚を失いつつある気がするというのに。
最後の結婚のシーンはちょっとなぁと言う気がした。幸せ=結婚みたいなそういうもん切り型の思考っていうのはちょっと時代錯誤なのかなぁという感じがした。
Posted by ブクログ 2024年02月14日
短編連作。
松葉杖の恵美ちゃんを軸に繋がるお話です。
にしても恵美ちゃんは人生何周目?笑
小学生の時から達観してるのよ!
「みんな」に入らない、「みんな」を必要としない簡単に言えば強い子供。
なのにラスト!
恵美ちゃん!号泣だよ!
ありがとう!
Posted by ブクログ 2023年11月04日
なんか児童書みたいだなーと思って読んでた。「友だち」の人間関係に読んでるこっちまで疲れて途中ちょっともういいかなって思った。でも最終章まで読んですべて昇華された
Posted by ブクログ 2023年10月02日
学生時代ってせまいコミニティならではの人間関係に悩むことありますよね。小学生高学年から高校生くらいの人に特に読んでほしい。この本の中には痛いほどわかる気持ちも、理解に苦しむ思いもどっちもたくさんありました。
Posted by ブクログ 2023年09月19日
小学生や中学生に読んでほしい1冊。
作品中にも出てくるよう、友だちとは何かの答えではなく、ヒントをくれる。答えの押し付けでは無いからこそ、素直に読んで考えさせてくれる。
Posted by ブクログ 2023年08月19日
泣いちゃったな。
事故がなかったら、というどうしようもない「if」を考える。遅かれ早かれ「みんな」とは離れていただろう。でも、由香ちゃんと過ごすようになったかはわからないな。一人で読書をするような子になっていたかも。でも、友達になるきっかけってわからない。「みんな」から外されたから一時、ってこともあ...続きを読むるし、それをきっかけにずっと、ってこともあるし。病気や事故は人生においては大きいことだけど、この話でいえば、あくまで一つの事象、大げさにしないで、と恵美ちゃんなら言いそう。
連作短編という形もよかった。ブンとモトは眩しく書かれているのもあって、「いいね!」と憧れる。今で言う陽キャ。二人が驕らない感じがさらにいいんだろうな。あんな二人がいたら好きになるよな。
歳が離れている+怪我+友達を亡くしたという姉だから、そっけなくも相手が欲しい言葉(そこまで意図してなさそうだけど)を言えるんだろう。にしても、出来過ぎだけどな!
堀田ちゃんの気持ちが、佐藤さんの気持ちがよく分かる。自分が大切に思えて飾らなくてもいい相手に出会えるといいね。
Posted by ブクログ 2024年04月20日
子どもの時は思ったことをそのまま態度や言葉に出してしまい、それによっていろんな人が傷ついたりする。自分の幼少期を思い出して少し胸が痛くなった。
Posted by ブクログ 2023年11月11日
本が少し古いのもあって、シチュエーションが
古くさく感じることもあったが、登場人物の
思考は今にも通じるものだった。
友だちについて考えるよいきっかけになった。
Posted by ブクログ 2023年09月27日
重松さんらしい短編連作。「みんな」の中からはじかれたり、こぼれ落ちた子たちのお話。どれも綺麗事のハッピーエンドではない分、とても現実的で、友だちってなんなんだろうって、わかんなくなっちゃった子に、正解ではなく、ヒントを与えてくれるとても良い作品だと思います。この本は、息子たちにも読んでもらいたいなぁ...続きを読む。