【感想・ネタバレ】ルドルフの背(池田書店)のレビュー

あらすじ

本書は、シンボリルドルフの全レースに騎乗し、史上初の「無敗の三冠」、そして「七冠」という偉業を達成した名騎手・岡部幸雄氏が綴った、珠玉のノンフィクションです。最高のパートナーであるルドルフの背中で、当時のトップジョッキーは何を考え、何を感じていたのか。競馬ファン必読の書です。 【驚きと興奮の舞台裏】ルドルフの七冠制覇の軌跡、牧場で見せた素顔、そして最後のレースとなったアメリカ遠征まで、二人の濃密な日々を勝利の瞬間だけでなく、迷い、判断し、託すまでの過程が、岡部氏の静かな筆致で綴られています。 【40年の時を経て、いま語られる思い】今回の復刊にあたり、岡部幸雄氏による新たな「まえがき」「あとがき(記録だけでは語れない馬)」を収録しています。巻末には競馬評論家・須田鷹雄氏による解説「史上最強馬が残したもの」を収録し、歴史的背景とともに本書の意義を読み解いています。

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Posted by ブクログ

初めて無敗で三冠を制したシンボリルドルフの全てのレースで手綱を取った岡部幸雄氏がルドルフとの闘いの日々を振り返った一冊。

ビゼンニシキとルドルフの選択の中でルドルフを選んだ理由や初の敗北を受けて挑む有馬記念の想いなど著者でしか知り得ない心の内を多く知ることができました。
そして、ルドルフの脚さばきの良さやオーナーの和田氏と調教師の野平氏の考え、サンルイレイステークス挑戦時のルドルフの調子や3歳時にも海外挑戦しようとしたことなどルドルフやその周りの調教師やオーナーなどの馬に対する愛情や勝つための飽くなき探究心も知ることができました。

そんな本書の中でも著者のG1の出走馬に関する考え方やアメリカで学んだ騎乗スタイルや馬場などについての著者の知識、三元育成や新馬戦での教育など今では当然として取り入れられていることをルドルフで試した先見性などは印象に残りました。

全編を通して著者がルドルフの強さを信じていたことや自信を持っていたことを多いに感じることができました。
稀代の名馬として名を馳せる馬であるルドルフの強さの真髄に触れることができ、更に競馬の魅力を感じることのできた一冊でした。

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2026年08月03日

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