【感想・ネタバレ】寺山修司青春歌集のレビュー

あらすじ

一粒の向日葵の種まきしのみに荒野をわれの処女地と呼びき――恋人、故郷、太陽、桃、蝶、そして祖国、刑務所。含羞にみちた若者の世界をみずみずしい情感にあふれた言葉でうたい続け、詩の世界にひとつの大きな礎を築いた寺山修司。「空には本」「血と麦」「テーブルの上の荒野」「田園に死す」「初期歌篇」。代表的歌集を網羅し、寺山作品初の文庫化を実現して以来、多くの若者に読み継がれる記念碑的歌集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

字余りが多いのが個人的に気になった。

死ぬならば真夏の波止場あおむけにわが血怒濤となりゆく空に

歌ひとつ覚えるたびに星ひとつ熟れて灯れるわが空をもつ

見えぬ海かたみの記憶浸しゆく夜は抱かれていて遥かなり

古着屋の古着のなかに失踪しさよなら三角また来て四角

大いなる襷にわれは質問す空のもつとも青からむ場所

0
2014年05月12日

「小説」ランキング