あらすじ
【推薦の声、続々!】
「これはフィクションではない。最高に面白いサイエンスの本だ。」
──今井むつみ(認知科学者、『言語の本質』著者)
「言語は化石に残らない。だからこそ、その起源をめぐる論考が推理のようで面白いのだ。」
──鈴木俊貴(動物言語学者、『僕には鳥の言葉がわかる』著者)
「今まで知らなかったことを教えてくれ、考えたこともなかった考えを刺激し、私の心を新しい方向へと駆り立てるような本が大好きだ。ヨハンソンの『The Dawn of Language』は、まさにそんな本である」
──リチャード・ドーキンス
私たちはなぜ言葉を話すのか? 「言語の起源」という人類最大の謎に魅せられた著者は、素粒子物理学者のキャリアを捨て、言語学の森へと入っていった。ハチの尻振りダンスは言語なのか。ナイチンゲールはどうして歌うのか。なぜ類人猿は言語を進化させなかったのか。さまざまな動物たちのコミュニケーションと比較しながら、言語の本質とは何かを一つひとつ確かめていく。言語学・古人類学・進化生物学・脳神経科学などいくつも学問分野の知見を織り合わせ、言語進化の謎について緻密で美しい文体で迫るポピュラーサイエンス。ドーキンスが絶賛したスウェーデンの言語学者、そのデビュー作にして代表作。
監訳・解説 今井むつみ
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なかなか難しくて読み応えある本。最後のサマライズがあったおかげで「あぁ、大体理解できてた…(ほっ)」となる。表紙や娘さんとの会話から始まるところに凄く惹かれて読んだ本。言語の起源に関する説についてはなるほどなぁと思う。人である以上、信頼とかそういうものをやっぱり大事にせにゃいかんのだなぁ、とつくづく思わさせられた。
Posted by ブクログ
①言語以前の能力
群れの信頼関係、助け合いの本能
他の個体を模倣する能力
発声器の獲得
音を真似る能力
広める欲求
気づいたことはなんでも共有したい
創意工夫
②プロト言語の発生
先に行動が変わりその後に遺伝的適応が起こる
言語とジェスチャーの混合
100万年前
なんとなくこの辺で音楽が生まれてそうな感じある
ホモエレクトゥスのあたり
③人間の言語への適応と、言語自体のブラッシュアップ
ネアンデルタール人→3万年前絶滅
デニソワ人
20万年前くらいから急速に進む
このへんからホモサピ
社会、文明の発展もこの頃から
コミュニケーション(音声、ジェスチャー、リズム、抑揚)→ 言語、音楽、ダンス、儀式に分化していく
孔雀の羽、ヘラジカのツノ
健康、遺伝的に優秀であることをコストをかけて発信している。通常これらのシグナルはコストがかかる必要がある。コストがかからない分数世代で全ての子孫に広まって、そのシグナルにこだわる個体がいなくなる。
嘘を見抜く適応
他を信頼することが前提で言語が生まれる。
言語が現実を語ることが前提で嘘という概念が成り立つ。
人間は抽象的な問題よりも社会的な問題を解決する方がはるかに得意。
自然な原因を探すよりも、事象に意図(目的)を見出そうとする。
チンパンジーの利き手は50/50
人間の利き手の偏りは明らかに遺伝的。
人の幼年期の異常な長さ
幼年期に人間の成長は一時停止している
6歳で脳の大きさは成人サイズ、体は半人前
10代後半で体は一気に成人に到達する