あらすじ
お箸の業界はすでに何十年にわたって斜陽産業といわれてきた。100円ショップに行けば、好みの箸が買える時代。贈答用の需要も先細りの一途。そんななかで、たった一店舗での営業にもかかわらず、いつもお客さんが満員の繁盛店として注目されているのが、福井県小浜市の「せいわ」である。近くにあるお寺に参拝にくる観光客をどうやってお店に引きこむか。お土産に買って帰る必要のない箸を何膳も買ってもらうためにはどうするか。お客さんが財布のヒモを緩めるように仕向けるにはどんな接客がいいのか。創業者である著者は「子供のころは引きこもり、学生時代は落ちこぼれ」と自認する。そんな著者が独学で編み出した経営ノウハウが、いまや全国の中小企業や小売店に反響を呼んでいる。年間講演数180回を超える人気講師でもある著者はいう。「店舗販売で苦労されている方、劣等感で悩んでいる方はぜひ読んでください。きっと参考になります」
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Posted by ブクログ
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▼ 100文字感想 ▼
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いい。吐くほどにいい。世の中にこのような本が出回って
いることに、ただただ感謝。福井のお箸屋さんの実践記。
売り方、集客法、広告術、情報てんこ盛り。参考になるの
はもちろんだが、元気出る!明るくなる!男泣きします!
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■熱意があれば人は動く。頑固な地主に土地を借りる
ために夢を語った。若狭の観光を活性化する伝統産
業若狭塗の将来を箸の文化を。自分の金もうけでは
なく、夢を語った
■すべての事業はお客様を集め、そのお客様がほしい
と思った商品を提供し、販売員の技術でそれを買って
いただき、そのお客が固定客になってくれたら、事業
は継続し儲かるのです
■物を売っては売れません。この商品を使っていただ
くとこんな素晴らしい生活ができます、こんな幸せを
味わっていただけます、こんな希望が湧いてきます、
こんな快適な暮らしになります、これを売るのです
■店員はキャスト、売り場は舞台、店長は演出家。お
客様に芝居を観るようにワクワク、ドキドキ、笑い、
興奮してもらってお買い物を楽しんでほしい
■販促を代理店に頼んではいけません。お客様をいか
に喜ばせるかといった仕掛けがわれわれの手ででき
なくなるので、社内にノウハウが蓄積されない