あらすじ
春になり、裕一は進級のためレポート三昧の日々。里香の手術はひとまず成功したものの、病状は予断を許さない。やがて二人はマルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』にそれぞれの思いを託し、物語はクライマックスを迎える――。病院という空間で、見えない明日を信じて生きる少年少女を活写し、“巡礼地”をも生んだライトノベルの金字塔、ついに完結!
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Posted by ブクログ
4巻分まとめての感想。
不治の病の女の子と男子高校生との恋物語。主人公の裕一の病院抜け出しや里香に会いに行くシーンなど、入院患者がこんなことをしてて病院から追い出されないのか?と疑問に思う点は多々ありますが、それは脇に置いておいて。
短くもあり長くもある里香の闘病生活とその先にあるのは永遠の別れ。でも、物語は、前向きに生きて行こうとする主人公の姿を描くところで終わっており、読んでいて気持ちが柔らかになりました。
『チボー家の人々』の本を使ったラブレターは素敵です。
裕一の友達のその後も気になります。