あらすじ
入居者が壁紙などを自由に選ぶことができる「カスタマイズ賃貸」を実践し、築25年の賃貸マンションで入居者待ちの行列を生んだオーナーがその方法を明かす。コミュニティが育まれるこれからの「愛される賃貸住宅」のつくり方とは。賃貸はもっと楽しくなる!
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地方創生のヒントを得ました
空き家だらけの中心市街地、市民は遠くのモールへ行ってしまう今日この頃、壁紙を自分の好みに変える事が出来るようにする事が、こんなにも人を呼び寄せるきっかけになるとは、目から鱗でした。
Posted by ブクログ
賃貸の壁紙は白が基本。でも入居者が本当にそれを望んでいるのか。そんなところから壁紙が選べるサービスやオーダーメイド賃貸が出来たという。自分のまちでも入居者に寄り添った、そんな不動産屋さんが出てきてくれたらどんなにいいだろう。
Posted by ブクログ
「愛される賃貸住宅」に育てていくために、できることはまだまだたくさんありそう。ノウハウというより、心得の部分を伝授してもらった気分。大家の学校、行ってみたい。
Posted by ブクログ
先日の大家の学校の予習でお邪魔させていただいた先生の物件で、大量の付箋が貼られた本書を見つけた。
申し訳ございません。
校長先生の著書を拝読するのを完全に失念しておりました。
心改めて読まさせていただきます。
継いだマンションは、毎週のように住民が引っ越していく状態だった。
向原のマンション「ロイヤルアネックス」は、どのようにして入居者が列を作る物件になったのか。
「その物件に、あなたは住みたいですか」というのがとても大事だと思った。
思い返すと、今まで住んで一番気に入った街は?と言われると、、、上田は住みやすかった。
徒歩5分のショッピングセンターは映画館あって、平日夜に一人スクリーンを独占する日々を過ごし、ゴルフ練習にジムにと、仕事終わって家帰ってからも街に車で出かける楽しさがあった。
あと、三ヶ月滞在したオックスフォードのメインストリートは歩くたびに楽しかった。
学校終わってからダウンタウンを歩き、夜前にバスで住宅街のホームステイ先に戻る。
イギリスの街は、ダウンタウンと住宅街が機能している街ばかりだった。
今住んでいる街は?家は?
本当に住みたいところなのか。
大家業はエンターテインメントだという。
加えて、暮らしのプロデューサーだと思う。
分譲マンションは売却後は無責任だと思うし、不動産投資みたいなマネーゲームを暮らしに持ち込みたくはない。
自分が住みたいと思う物件を提供できなくて、大家でなくて何なのだと思う。
ビジネスはロマンと算盤。
ロマンのほうは、こう有りたいという理想論を膨らましていきたいと思う。
Posted by ブクログ
「マンション全体がシェアハウスになる」
この著者は大家なんですね、てっきり東京R不動産に続いてでてきたユニーク仲介業と思ってたんですが、全く違うようでした。
大家だからそこできる柔軟で迅速な対応なんでしょうね。
自ら賃貸だから宅建業法の縛りは受けないの?とか契約から入居までの間の家賃はどうなってんの?とか工事契約と賃貸借契約はどう繋いでんの?とか色々興味深い訳なんですが、とにかく新しい動きがでてきた感があります。
大家がここまで動けば貸し手借り手ともにいい関係が築けますけど、大家は金に金を稼がせて楽をしたいが為に大家業をしてると思うので、巷にはあまり普及しないような気がします。
そこを繋ぐ存在として設計事務所が食い込んでくるかもしれませんね。賃貸リノベーションになると収益性とか事業性も大切になりそうなので、そうなると広瀬郁の言ってた通りじゃないか!
設計事務所の未来がすこーし明るくなります、踏ん張れ建築家!!
Posted by ブクログ
突然、大家を継いだマンションは空室率27%の古い物件。そこから2年足らずで満室かつ空室待ち120人の状態にした著者の、住まいに対する熱い思いが満載です。賃貸オーナーや不動産関係者でなくても、読んで面白いし考えさせられる内容。