【感想・ネタバレ】てるてるあしたのレビュー

あらすじ

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、おせっかいなお婆さん、久代だった。久代は口うるさく家事や作法を教えるが、わがまま放題の照代は心を開かない。そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが届き始める。その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。

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中学生の時に読んでから、ずっと大好きな本。
当時は照代側の気持ちで読んでたから、主人公可哀想、、という気持ちが強かったけど、大人になっても読み返すと思春期の、しかも天邪鬼でひねくれて生意気な女の子の面倒を見てやる久代さんの優しさはとんでもないな、とびっくりする。それもただ優しくするのではなく、愛情を持って厳しく接していて、だからこそ照代も変わることができたんだなと思った。
最後の手紙はいつ読んでも泣いてしまう、、

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2025年09月03日

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ネタバレ

優しい小説。
暖かい小説。
つんけんしているけれど、血の繋がりもない子を、追い出すことなく、生き方を教えてくれた、おばあちゃん。

加納さんの本は、みんな性根が優しい人ばかりで、好き。

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2022年11月07日

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ささらさやの続編。主人公は不幸な星の下に生まれ育った15歳の照代。夜逃げ同然で久代さん宅に身を寄せて、たくましく生き抜く話。もちろんサヤにユウ坊、エリカにダイヤ、おばあちゃんズも再登場。でもスポットは久代、照代の2大ヒロイン。

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2018年04月13日

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ネタバレ

評価は5.

内容(ブックデーターより)
親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、おせっかいなお婆さん、久代だった。久代は口うるさく家事や作法を教えるが、わがまま放題の照代は心を開かない。そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが届き始める。その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。

このシリーズはおばあちゃんの言葉が心に染みる。勉強しなさい!自分のために。
最後まで照代のお母さんの考え方や行動は理解の域を超えたが…幼児虐待ってその位深い傷を負うものなんだろう。ファンタジーだけど心ほっこりで良い話だった。

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2017年10月16日

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ネタバレ

読み終わりました!

この表紙見たことある。。と思ったら
あらすじを読むと、この話知っているということに気づき…


誰から来たのか分からない不思議なメールが届く。。は
微かに覚えているから
前に読んだことある小説ということになりますね(笑)



だからこの本はそう再読です!
でも最後が思い出せないという。。






『ささら さや』を読んだ後に読んだら、繋がってて嬉しくなりました(〃^^〃)
あらすじで久代さんの名前があったから…もしかして!
と思ったら当たっていて嬉しかったです☆☆



最初この本を読んだときは
『ささら さや』という本があったことすら知らなかったから

今『ささら さや』の後に改めてこの本を読み始めたら、倍楽しくなりました!


久代さんの他にもサヤさんとか、久代さんのお友達の二人もゾロゾロ出てきて
最初の時ワクワクドキドキしましたね(笑)

再読してほんと良かった。。
続きみたいで…嬉しかった!同窓会のようでした♪





物語は冒頭でも言ったように、『ささら さや』と繋がってて
最後の解説を読んだら何と!姉妹本みたいです(〃ω〃)

だからこんなにもテンションが上がったのか(笑)


まるで<ささら>という不思議な町に導かれて
魔法がかかったように。。


解説を書いた方…『ささら さや』が映画化になったことを知ったとき
きっと凄く喜んだのではと、つい考えてしまいました(〃ノ∀`〃)



『てるてるあした』ってドラマ化されていたのですね!
全然知らなかった。。再放送やったら、ぜひ見てみたいものです♡







解説に書いてあるとおり、
いっぱい良い言葉が隠されていますね!
考えさせられる言葉だったり勇気付けられたり色々と…

「てるてる あした。 きょうはないても あしたはわらう。」
私もこの言葉好きです。。











ささらの町に新しく照代という女の子がやってくる

最初はどうなることかと思ったけど、
周りの人達と関わっていくうちに少しずつ成長していく。。



雑草のように踏まれても踏まれても
私も今まで以上にもっともっと頑張らなくちゃ!と
照代を見ていて思いました(`・ω・´)


もし駄目だったとしても反省はするけど
あまりクヨクヨしないで挫けずに、
常に前を向く勢いが大事ですよね。

人は人!自分は自分なんだから………うん。。





ラスト。。こんな展開のラストって……ありえない



悲しかったです。:゚(。ノω\。)゚・。

この本は、あたたかいようでいて
キュンと切なくなる本でした。。ラストが特に……

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2015年06月10日

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ささらシリーズ2
テレビドラマ化されている

四角に秘められた哀しい話 そして名前
かつて 確かに子供だった親たちへ向けた作品でもあるのだろう

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2023年05月29日

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内容(「BOOK」データベースより)
親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、おせっかいなお婆さん、久代だった。久代は口うるさく家事や作法を教えるが、わがまま放題の照代は心を開かない。そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが届き始める。その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。

ささらさやの続編で、前回の主人公さやも登場します。久代のくちうるささは半端無いですが、きっちりとして実は心優しい老婆をみんな大好きになること請け合いです。親の愛を求めて得られ無いのは不幸なことですね。

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2016年08月01日

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 親の夜逃げのため、ひとりで「佐々良」という町を訪れ、母親から「遠い親戚」だと紹介されていた鈴木久代さんの家で居候を始めた「雨宮照代」の話。読んでいる最中は、全体的な構成が米澤穂信の『リカーシブル』に似ているような印象を持った作品である。
 「雨宮照代」の境遇などを考えると、とても楽しい話にはならないはずだが、田舎ならではの付き合いのあり方などがあって、そこまでじめじめした作品にはなっていない。むしろ、爽やかに感じる部分がある。とはいえ、あえてハッピーエンドにせず、鈴木久代が病死してしまうという終わり方にしたのは見事。とても心に残る作品になった。
 登場人物のキャラクターがとても秀逸。夏さんや珠さんというお婆さんたち、サヤさんやエリカさんという女性陣、照代がバイトをしている鈴木久代の教え子たち、山田偉子という女子高生、子どもたちなど、どの登場人物も存在感がある上に、きちんと描かれている。
 個々の短編も、「日常の謎」すらない作品ばかりだが、個々のキャラクターの造形がうまく、じんわりくる良さがある短編ばかりである。
 親から愛されない子ども、親に愛されたい子どもの、子どもとしての悩みなどが描かれている点には共感が持てた。ごく普通の家庭にいても、兄弟の中で自分だけ愛されていないと感じるなど、些細な悩みではありながら、こういった悩みを持っていた子どもは多いのではないだろうか。
 ミステリ的な謎解き要素は皆無だが、ハッピーエンドで終わらない終わり方、主人公のキャラクター、鈴木久代のキャラクターなど、非常に好みの作品だった。なかなか忘れられない作品になりそうである。★4で。

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2017年01月01日

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雨宮照代
第一志望の高校に受かったが、母親がお金がないことを理由に払込をせず進学できなかった。夜逃げして佐々良に住む遠い親戚の久代のところに来る。

サヤ
夫は交通事故で死去。佐々良に引っ越す。

珠ちゃん
手嶋珠子。サヤの隣人。

お夏さん
夏江。

ユウスケ
サヤの息子。

鈴木久代
笹乃館を経営。

エリカ

ダイヤ
エリカの息子。

エラ子
山田偉子。佐々良高校。落としたノートを照代が学校まで持ってきた。予知能力があるらしい。

松ちゃん
フリーマーケットで店番をしていた。リサイクルの電気屋スエヒロ電気で働く。

山田シゲ子
珠子がたまに病院で会う。エラ子の祖母。

大木
照代が働く佐々良市場の責任者。

沢井やす子
久代の元教え子。

慶子
照代の母。



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2025年08月18日

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「いつだって私は、人や物事の、ほんの一面しか見ていなかった。どんな人間にだってー自分自身にだって、思いもよらない部分が隠されているのかもしれない。」
最後の照代の言葉が胸に響いた。

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2023年07月12日

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ネタバレ

一万円選書で加納朋子さんを知り、カーテンコールに続いて2作目。

人との関わりっていいなと思う一方、根底にあるのが児童虐待とネグレクトで、読んでいて心が痛む場面がありました。

ファンタジーは好きだけど、心霊現象系は苦手みたいで、星3つ。でも姉妹編のささらさやは機会があれば読んでみたいです。

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2023年02月14日

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