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Posted by ブクログ
ステーシーズの表現がエロティックで可愛い美しい少女達が化け物になるなんてなんて耽美なのでしょうね!
ステーシーズの津波は地獄の少女立ち直りなのでしょうかそれとも地獄の亡者が少女の姿を与えられたのでしょうか。
Posted by ブクログ
知人の勧めで読みました。
グロテスクで気持ちが悪いと思うような描写ばかりのはずなのに、なぜだかとても美しい。
それはステーシーになる少女たちがたまらなく美しいからではないでしょうか。
私は序章と、モモのお話が好きです。
序章は、詠子がとにかく愛らしい。渋川に対する言葉があたたかい。
最後の渋川の言葉も涙が溢れます。
モモのお話も素敵でした。
全部許してあげるよ。というモモの言葉が印象に残ります。
それ以外はうーん?という感じだったので☆3
Posted by ブクログ
与えられた運命をありのままに受け入れること。
主軸を楽な方へ調整していくこと。
それで、
その調整している最中に起こるひずみも苦しみも、仕方のないことである。
ここがこの物語の本質なんだろうと個人的には思う。
諦念や思考の放棄ができる。
仕方がないことを仕方がないと受け入れられること。
それは大人になった証拠であるような気がする。
受け入れられずに、悶々と悩み、苦しむことは、
結局は自分の首を自分で絞めていることなのだ。
だから、ステーシーになる前の少女たちは、
いよいよ自分の番だと言うことを覚悟して
再殺の権利を好きな子に譲渡して、その結果を受け止めるんだ。
なんで私なの、どうしたら生きられるの、そう地団駄を踏むこともなく。
その点で、このお話は本当に静かで、清らかなお話。
もちろん、話の多くはグロテスクで、醜くくておぞましい描写が沢山あるのだけれど、
その中にも醸成された美しさがある。
少なくとも私はそう感じました。