あらすじ
これなら恨まれず、素直に聞いてくれる――もう、部下たちに、振りまわされない!彼らが勝手に動き、自然に業績が上がる。そして何より、ストレスフリーで自分の仕事に邁進するために。部下を叱るのは気が滅入る。叱られて気分のいい人などいないことは、誰でもわかっているからだ。しかし、部下をきちんと指導、管理するためには、「叱ること」は避けては通れない、いわば「仕事」のようなもの。関係を良好に保ちながら、うまく導くためにはどうすればいいのか。本書は、最新の心理学データに基づきながら、上司にとっても部下にとってもよい叱り方を伝授する。自分はストレスから解放され、部下は育ち、業績まで上がる――一石三鳥の指導術。部下を叱りつけても、部下に嫌われない方法。そんな魔法のような方法があるのか、と読者のみなさんは思うであろう。実は、そういう方法がちゃんと存在するのである。(本書「はじめに」より)
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
上司にとっても部下にとっても良い叱り方はないのか。
心理的に影響が少ない方法。勉強になる。
*必要なことをつげる。「さあ、○○しよう」事実と知れば、素直に反省する
*同情することで行動を改めさせる。優先席に座っている若者に、おばあさんが、「どこか、体がよろしくないのね」とやさしく言う
*他人との比較は傷つけるだけで効果なし
*叱るのが悪いのではない、褒めないのが悪い
*禁止ではなく、よりよいことを教えてあげる
*叱責は30秒
*理解さえできれば腹は立たない。たぶんどうにもならない理由があったに違いない。
*ケンカ腰だと、部下もケンカ腰で返してくると心得よ
*叱られ方は、口答えせず「素直に聞く」がベスト。上司が何を言ってこようと、反論の態度は見せず、「はい、わかりました」で叱られる時間は短くなる。口答えする最近の部下はかわいくない。怒りっぽい上司ではなく、叱られ方がヘタなのではないか?言い訳は他の人からしてもらうこと。叱り方の要望は出してもよい。
*人に好かれるカラッと明るい人柄を目指そう
人はみな、明るくさわやかな人が好き。好きな人には多少ひどいことを言われても大丈夫。