【感想・ネタバレ】庶民は知らないアベノリスクの真実のレビュー

あらすじ

アベノミクスに沸く中、静かに進む社会変革。7月の参議院選挙後、その動きは一気に加速する。安倍政権が目指すのは、超弱肉強食、かつ強烈な利権社会だ。「そんなこと、おとぎ話だ、妄想だ」と躍起になって否定する人は多いだろう。体制側にいる人ならなおさらだ。しかし、庶民にとっての悪夢が現実になってからでは遅いのだ。本当は怖いアベノリスクの真実を森永卓郎が大胆に読み解く。これはおとぎ話ではない。日本という国の恐ろしい現実なのだ――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

安倍政権の目指す未来は、保守主義に根ざした格差社会であるという主張である。まあ、憲法を改正して国防軍を作り、TPPで完全競争をして、増税を図る、というのだから未来がバラ色でないのは間違いないだろう。しかし残念なのは、それにどのように対応すべきなのかという提案が本書にはないというところだ。まず、安倍政権の本質を知るべきだ、ということなのだろうけれど、正直読んでいて暗澹たる気持ちになる。
更に気になるのは、金融緩和政策については手放しで賞賛していることだ。デフレ脱却は必要で、その対策のひとつとして金融緩和はあると思うのだが、それが全てではないだろう。

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2013年08月03日

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