【感想・ネタバレ】読むためのレッスン 小説はこんなふうにできているのレビュー

あらすじ

小説のなかでは不思議なことが起こる.語り手は時間や空間を飛び越え,人の心のなかを覗き,語りがたいことを語る.どうしてそんなことが可能なのか.中島敦や安倍公房,開高健や車谷長吉など,近現代の日本文学を例に,寓意,語り手,視点といった観点から,小説のしくみと魅力を解き明かす.創造的に読むためのレッスン.

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Posted by ブクログ

語りを中心に、近代日本の小説を読むために有用な知識を解説する本。
各章は、最初に章タイトルとなっている概念について説明され、いくつかの小説を例に具体的に詳説していく構成を取る。
難しい言葉を使用せず、きっちり定義されているので、安心感がある。

あとがきを読むと、本書にブックガイドとしての役割も持たせようとされたとの由。
その塩梅がなんとも絶妙で、これ、読んでみようかな(あるいは読み直してみようかな)と思える作品が見つかる。
私の場合、『福翁自伝』。

それにしても、小説の分析技法が、語り手(なぜかこの解説となる章が最終章である)、語りの人称、視点人物、枠物語といった語りの問題が中心となるのはなぜだろう。

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2026年06月07日

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