【感想・ネタバレ】調査報道の戦後史 1945-2025のレビュー

あらすじ

「黄色い血の恐怖」「田中角栄研究」「リクルート事件報道」・・・あの調査報道がなければ、私たちの社会は今とは全く違う姿になっていただろう。
戦後の混乱期から現代まで、世の中の不正や病理を射抜いた数々のスクープ、キャンペーンを年代とともに振り返る。
戦後調査報道の全軌跡がここに。

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Posted by ブクログ

ジャーナリズムには希望がある。そう信じたい。調査報道、それこそ真実をもたらすもの。メディアへの批判は依然として強く、財政的にも厳しいのかもしれないが、それこそが存在意義として、これからも取り組んで欲しいし、その点において応援し続けたい。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

 敗戦直後から今日までの調査報道を取り上げて記載している本である。どれもきっかけはちょっとした疑問、違和感であり、そのまま流してしまえば事件として取り上げられることもなく、修正されることもないまま慣例として連綿と続いていたかもしれない。最後の方で、「どこまで取材するかの壁は、外部からの圧力ではなく記者の心理的な障壁が大きい」と記者が語っている。延々と孤独な作業に耐える根気が必要だし、上層部の受け止めに対する忖度もある。頭のいい人ほど損得勘定が働いて避けるような気がする。この本に登場する記者や報道者の成し遂げてきた業績には、心から感服する。
 権力に媚びるほうが見返りは大きい。大勢に味方したほうが批判されることも攻撃されることも少ない。その中で不正に怒り、主権を有する国民の権利を守って真実を明らかにする真のジャーナリストはいかにして生まれ育つのか、今はペシミスティックな展望しか見えない。せめて金のために、耳目を集める真偽不明の情報を拡散するユーチューバーは、こういう本を読んで恥を知って欲しいものだ。

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2026年05月12日

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