あらすじ
■AI時代に差がつくのは、「正解」ではなく「意見」である
生成AIが情報収集や分析を瞬時に行う時代、
「正しい答え」を出す力は急速にコモディティ化している。
では、これからのビジネスパーソンに求められるものは何か。
それが「自分の意見をつくる力」である。
本書は、外資系コンサルティングファームと広告会社の両方を経験した著者が、
ビジネスの最前線で培った思考法を体系化した一冊である。
会議や議論の場で求められる「意見」とは何かを明らかにし、感想でも評論でもない、
説得力のある意見をつくる方法を具体的なフレームワークとトレーニングで解説する。
■「感想」ではなく「意見」をつくる技術
多くの人は、「意見」は性格や才能によるものだと考えている。
しかし本書の結論は明確である。
意見は才能ではなく、技術である。
本書では、意見を次の4つの要素で構造化する。
●Fact(事実):議論の土台となる客観情報
●Interpretation(解釈):情報に意味を与える視点
●Value(価値基準):判断の軸となるスタンス
●Expression(表明):自分の言葉での発信
この思考プロセスを整理し、ニュース、会議、雑談、SNSなど、
さまざまな場面で自分の意見を組み立てる方法を具体的に解説する。
■本書の構成について
本書は、「自分の意見をつくる力」を段階的に身につけるため、全6章で構成されている。
第一章では、「意見」と「感想」「知識」の違いを整理し、意見とは何かを定義する。
第二章では、事実に意味を与える「解釈力」を鍛え、情報を意見へと昇華させる思考法を学ぶ。
第三章では、判断の軸となる「価値基準(自分軸)」をつくる方法を解説する。
第四章では、「事実・解釈・価値基準・表明」から意見を組み立てる思考の型「FIVEフレームワーク」を紹介する。
第五章では、意見を相手に伝え、対話を生み出すコミュニケーションの技術を解説する。
第六章では、ニュースや日常の出来事を題材に、1日15分で意見力を鍛える実践トレーニングを紹介する。
章を追うごとに、「感想」で終わらない、
自分の意見をつくる思考の型が身についていく構成である。
■目次
第一章 「意見」と「それ以外」 なぜ、あなたの「正論」はスルーされるのか
第二章 思考のエンジン「解釈力」 「事実」に意味を与える
第三章 判断のコンパス「価値基準」 「違和感」を自分軸に変える
第四章 意見の構築「FIVEフレームワーク」 思考を形にする型
第五章 伝える技術 「勝つ」ためではなく「貢献」のために
第六章 「意見力」養成プログラム 忙しくても“自分の意見”は磨ける
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Posted by ブクログ
【学びたいこと】
自分の意見を持つ人は面白く魅力的と感じており、自分もそうありたいと思っている。
本書から、自分の意見の作り方から伝え方までを体系的に学びたい。
【質問】
Q1なぜ正論をスルーされてしまうのか?
Q2事実をどう意見に変えるのか?
Q3意見を判断するための価値基準の作り方は?
【本書の答え】
A1
意見には「FIVEモデル」が重要。
①事実②自分の解釈③価値基準④表明
これが欠落している意見はスルーされやすい。
+独自性や実効性が加わると、強い意見になる。
A2
・事実を伝えてから「ここからは私の解釈です」と話す
・事実を5Qで思考を広げる
①なぜ起きた?②今後どうなる?③あの人(顧客など)はどう思う?④裏を返すと⑤で、どうする?
A3
意見がブレる原因は「価値基準の不足」。あらかじめ持っておくことが重要。
・ネガティブな感情を起点に、「なぜ嫌なのか」を言語化する
・「100の価値観リスト」から自分の基準を抽出し、宣言文にすることで軸が明確になる
【本の概要】
本書は「自分の意見のつくり方」を体系的に示した一冊。
著者の羽田康祐氏は、外資コンサルや広告会社を経て、現在はブランド戦略コンサルタントとして活動している。
・「自分の意見」とは、事実に対して自分なりの解釈と価値基準を加えた判断である
・「自分はこう考える」と言い切り、その積み重ねが自信(自己肯定感)につながる
・意見は以下のプロセスで鍛えられる
①事実の確認
②5Qによる思考の拡張
③価値基準に基づいたスタンスの決定
【感想】
・会議で意見がスルーされたのは、「表明=言い切る姿勢」が弱かったからだと感じた。
・価値観リストから、自分は①「自尊心」②「独創性」「ポジティブさ」「ユーモア」を重視していると気づいた。
・今後は「自尊心が高まるか」「ポジティブに捉えられるか」「独創性があるか」「面白さ(共感・驚き)があるか」を判断軸にしたい
【実践すること】
・言語化ノートを活用し、「自尊心が高まる結論か」を基準に思考を照合する