あらすじ
山ガールはもちろん、中高年に人気の登山。中高年の場合、目的は、「健康維持のため」「余暇を楽しむ」「ストレス解消」がベスト3。そして、雑誌等で「気軽に楽しむ登山」などの特集が組まれ、中高年でも安易に登山を始められると錯覚を持たれている。でも、実際には599mの高尾山でもコースによってはある程度の装備で登らなければ危険を伴うのだ。では、登山そのものが危険なのか?そうではない。危機回避を含めた十分な準備と知識、装備さえあれば安全に登山を楽しめる。本書では、「低い山を歩く会」の全面協力を得て、正しい登山術、楽しみ方を伝授。プロの登山家ではなく実際に楽しむ人だから分かる危機管理術やトレーニング法、装備をおさえたうえで日本全国のお薦め100低名山を実用情報をメーンにしながら解説。
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Posted by ブクログ
思わず書名に釣られて購入してしまった本書、名前のとおり日本各地1500m未満の名山が紹介されている。
良かったのは登山初心者に対しての、心構えや装備品のアドバイスが掲載されているところだ。自分も数年前から山登りを始めたばかりで、年に何回かは単独で山に登ることもある。全てに共通する事かもしれないが、得てして慣れてきた頃に事故は起こるものなのだ。
先日たまたま平日の休みが取れたので、通い慣れた低山に一人軽装で登ったのだが、頂上に近づいたところで天候が急変、濃霧と強風で全身ズブ濡れ状態に…
また、その日に限っていつもと違うルートから登っていたため、山頂との距離感がイマイチつかめず、幸い事故には至らなかったが、かなり心細い山行となってしまった。
軽率な行動を戒めるとともに、低山への興味を深める良い一冊となった。
Posted by ブクログ
タイトルをよく見て欲しい。
「100名山」じゃなくて、「100低名山」。
標高1499m以下の山である。
富士山が標高3776mということを考えると、随分低く感じる。
だからと言って舐めてはいけない。
あの屋久島の愛子岳もそれに該当する。
あれはキツかった!
山登りキツさは標高だけじゃない。
本書には、各山の楽しみ方がそれぞれ載っている。
見るだけでも楽しいが、やはり登ってみたくなる。
本書を元にして、秋の登山計画を立てたい。
また、山を登る時のコツや注意も本書には載っている。
「また、『疲れたら休む』は逆に『疲れたらと感じなければ休まない』につながる。」(p.246)
当たり前のことだけど、ハッとさせられた。
山登りは計画的に。
山登りの計画を立てるのも、楽しみのうちなのかなと思った。