【感想・ネタバレ】ナッハツェーラーの城 或いは最後の〈奇書〉のレビュー

あらすじ

謎の失踪を遂げた探偵作家と、彼の未完原稿をめぐり起こる殺人事件――

小栗虫太郎『黒死館殺人事件』(1935)、夢野久作『ドグラ・マグラ』(同)、中井英夫『虚無への供物』(1964)は「日本ミステリー三大奇書」と呼ばれ、現在も人気を誇っている。
過去、多くの作家が「第四、第五の奇書」を目指してきた。
本作の主人公・倉賀野影比古もその一人。彼は敬愛する先輩・御霊神矢が失踪直前、「第●の奇書」ならぬ「最後の奇書」を名乗る『ナッハツェーラーの城』という未完の原稿を残していたことを知り、その完結篇を書き継ぐことを思いつく。
しかし御霊の遺族が住む「畸幻館」を訪ねた倉賀野は、そこで謎めいた連続殺人事件に巻き込まれる……。
はたして「最後の奇書」の正体とは?

〈新変格推理小説〉を標榜する注目の作家による、渾身の書き下ろし。

◆◆◆3氏推薦◆◆◆
竹本健治
飛鳥部勝則
白井智之
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

装画は、国内外のメタル・バンドのアートワークを手掛ける画家・イラストレーターの江川敏弘氏。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ある意味では好きかもしれない
狂気じみてるし、探偵小説に淫してるブラックユーモアであり、中盤のむちゃくちゃな論理に惹かれる。
ただラストに関してはもう少しヤバい感じに行くのかなと思ったけど…
3251冊
今年150冊目

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

謎の失踪を遂げた作家・御霊神矢。彼を敬愛する作家・倉賀野影比古は失踪直前に御霊が書いた未完の奇書『ナッハツェーラーの城』の完結編を書き継ぐ為に、御霊の遺族が住む館を訪ねる。館の「廃兵院」で御霊の娘2人が殺害される。

不思議な雰囲気で引き込まれていく感じで読むのが止まらない。『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』『匣の中の失楽』についての会話が面白くて、また読みたくなってしまった。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

謎の失踪を遂げた作家の最後の奇書“ナッハツェーラーの城”の未完原稿をめぐる“畸幻館”での異形な連続殺人事件の真相とは…
館、奇妙な住人、三姉妹、首切りなどの本格ガジェットを怪奇、幻想、衒学を絡めて構築されるはあまりにも暗黒怪奇な人工的奇書!
書かれるべくして書かれた暗黒世界。
これが新時代の変格“新変格”だ!

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

著者自身を思わせる主人公が敬愛する探偵小説作家「御霊神矢」が失踪直前に残した日本ミステリー三大奇書」に並ぶ「最期の奇書」として残した未完の作品「ナッハツェーラーの城」を引き継ぎ完結させんと御霊神矢の屋敷に向かうが、そこで待ち受けていたのは小説「ナッハツェーラーの城」の描かれたそのままの殺人事件だったというもの。

舞台となる屋敷や目の前で斬首されたのに姿が見えない犯人など「黒死館殺人事件」を彷彿とさせるし、作中の作品そのものが入れ子状に登場するのは「ドグラ・マグラ」、メタミステリや現実と虚構の境界が曖昧になっていく展開は「虚無への供物」や「匣の中の失楽」といった感じで、過去作に見られた変格推理ものへの著者の思い入れをすべて投入したといっていい作品。

好き嫌いの分かれそうな内容だが、悪魔主義やソドミー、ネクロファイルといった要素がやや表面的なフレーバーで終わってしまっている印象を受けるのが残念。登場人物がスノッブ過ぎるのが問題なのかなぁ・・・

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

三大(四大)奇書の跡に続こうというミステリと考えていいのか。第七章以降面白くなるが、それまでの助走部分が長く普通で、三大奇書のような幻惑感、酩酊感はない。

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2026年05月26日

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